憂国のモリアーティ

三好輝/著 竹内良輔/編集 コナン・ドイル/企画

憂国のモリアーティの好きなところ

コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズが好きで、題名だけで手に取りました。登場人物、「ジェームズ・モリアーティ」「セバスチャン・モラン」「アイリーン・アドラー」「マイクロフト・ホームズ」、もちろん「ジョン・H・ワトソン」と「シャーロック・ホームズ」そんな人物がヴィクトリア朝のイギリスでというだけで気になって仕方ないのですが、主人公はシャーロック・ホームズの宿敵犯罪界のナポレオン、モリアーティ。その過去から丁寧に描かれて行って「最後」までどうなるのか楽しみで気が気ではありません。 原作を読む人から、推理の穴を指摘されてしまうシャーロック・ホームズがいる一方でそんな名探偵の宿敵、最悪の犯罪者という肩書きのモリアーティに惹かれるファンも多いらしく、このモリアーティを主人公としたパスティーシュも多いです。(私が読んだのではアンソニーホロヴィッツの「モリアーティ」がモリアーティの視点からシャーロックを見ているというのでとても面白かったです。) そんな中でも特にこの漫画はモリアーティの持つ野望が、その類稀なる才知によって進められて行く様にわくわくしてしまいます。原作をなぞっていくときは文字通り小躍りします。まだ一巻しか読んでいませんが。

2020年 03月 25日

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