映像研には手を出すな!

大童澄瞳

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映像研には手を出すな!の好きなところ

何かをつくるっていうのは、基本的に孤独なことだと思う。 それは決めること、考えることの連続だ。 「なにを」 「どうやって」 「なぜ」 そんな疑問が自分の中を何度も往復する。 人にアドバイスを求めることもできるけど、究極的にそれは意味がない。 人のアドバイス通りにつくったものは「他人の作品」になってしまう気がするからだ。 自分を、自分の考えを、自分の想いを、どこを切っても自分しか出てこない100%エゴの塊のようなものを、そうやって作っていく。 1人でなければ意味がない、だけど1人で行くには厳しい道だ。 でも時々、似たような人と出会うことがある。 その人は同じ道を歩くことは決してないし、同じ目的地があるわけでもない。 ただ、その人も1人で道を歩いている。 自分の道と誰かの道が、時々だけど交差したり、一時期同じ方向を向いていたりする。 そんな時はとても楽しくて、いつもよりサクサク歩けたり、いつもなら超えられない障害物を超えられたりするんだ。 同じ道は歩けない。だけど、だからこそ私たちは仲間だ。 そんな幸運を、そんな楽しさを、だからこその苦しさを、この作品で感じてほしい。

2019年 08月 22日

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