阿・吽
おかざき真里 / 著
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阿・吽のコマ投稿一覧
阿・吽
広野・・・ あなたは 人並みはずれて 賢い子なので、周りの人には見えないものが 目にうつるのかもしれないですね。
阿・吽
我はただ書くだけだ。花を咲かせるのは、見た者の心の内だ。花の美しさは、受けとる側の 阿輪耶識の美しさだよ。
阿・吽
こんな 世の中を 壊してよ。
阿・吽
お互い、 命を懸けて 己の信ずる道を行く。 アホなことやな。 難儀な道やな。
阿・吽
阿・吽
死に際にあって、役に立たない”考え”かあ。牛の糞のほうが まだマシだなあ。いいか、真魚、お前の欲しい答えは、難しい書の中には無い。ではどこに在るか。”苦しい””怖い”と感じた、お前の身体の中にある。真魚は、身体を忘れすぎる。
阿・吽
極限に近づいていく・・・ 人は「何か」をしていたほうが楽なのだよ。 「仕事」を「沢山」していたほうが楽なのだ。ましてやそれが 感謝を受けたり役に立ったりすることで、 自分の欲も満たされる。 意味のあることだと思う。思いたいのだ。 修行というのは そのわずかな欲をも削ぎ落す。
阿・吽
全てを照らす・・・ 広野(後の最澄)
阿・吽
自ら谷に身を投げました。 お騒がせしました。
阿・吽
ああ、私は 愚か者の中でも最も愚か、狂人の中でも極狂、グズ以下のただの生き物、最低最下の最澄です。 ー最澄「願文」より
阿・吽
生れ生れ生れ生れて 生の始めに暗く、死に死に死に死んで、死の終わりに冥し。-弘法大師 空海
阿・吽
自分を律するには 自らを知らなくてはなりません。そのために 言葉はあるのです。 自らの中にある 黒い炎に 名前をつけるため、 自らの持つ 煩悩の正体を 知るため、 不安定な自分の中心と 揺れる輪郭を 静めます。 そうして無色透明になっていくのです。それこそが涅槃寂静です。
阿・吽
”追うべきもの”がこの世に存在しているのだ。それを追わずしてなんの人生か。
阿・吽
貴殿は・・・・・・誰、・・・いや、なんなのだ? 粗削りで青く 周りを巻き込む。修行の道は かじりかけがいちばん危ないのだよ。ましてや強靭な力の持ち主であれはなおさら。
阿・吽
フン・・・
阿・吽
偉そうにした 覚えはない 解らぬことがあるから貴殿に聞いたのだ そして貴殿の話に矛盾があったので それを指摘しているにすぎぬよ。
阿・吽
溶けあう… 身体が…… なくなっていく。
阿・吽
全て生き物に暴力を加えず、全て生き物を悩まさず、子を望まず、友をも必要としない。犀の角のごとくただひとりゆけ。 むさぼらず、虚言せず、渇求に負けず 虚飾せず、曇りと幻影を払え、その世界の中でー拘るな。犀の角のごとくただひとりゆけ。
阿・吽
人が死なない 道を行く。
阿・吽
一人一人の願いを きいたりしませんよ? ……! 全ての願いを叶えるために、 我は修行し 唐へ行くのです。 この世の益々の 平穏のためには、 我がもっと高くに… この方は、大きくなられている。 我が我の道を きちんと進むことこそが、 正しいのです。
阿・吽
犀の角のごとく ただひとり ゆけ。孤高こそ、仏の道の本懐ではないのか?