思慮深く大人しい田中さんと、落ち着いた雰囲気の入江くん。 同じスーパーで働く大学生2人が お互いを"意識"しだしたきっかけは、本当に何でもないこと。 でも、ゆっくりと、確実に、2人の恋は動き出した───。 表紙のふんわりとした雰囲気そのままに進んでいく2人の恋模様に心が浄化されます。 焦れったいとか、早くくっついて!なんて思わない。 ゆったりと過ぎていく2人の物語を、このまま何も変わらない速度で... モブ子の恋 fLike icon 1
モラトリウム期を堪能するオタク大学生たちの群像劇…という雰囲気はごく初期に留まり、サークル内のメンバー同士の恋愛模様が動きだす辺りからがこの作品の本領。 2000年代初期の、まだ"オタク"という響きに露骨な負のイメージが纏わりついていた頃の空気感が、今となっては貴重な一時代のクロニクルを見るようで、くすぐったく懐かしい気持ちにさせられます。 げんしけん fLike icon 2
未開の地への探究心に魂を奪われた女流冒険家・バードと、無愛想だが英語力の高さを買われ通訳として付き添う青年・伊藤。 日本という郷土の不可思議な習わしや伝聞、古来の文化に魅せられるまま、連綿と受け継がれてきた歴史のひだの奥へ奥へと果敢に寄り入り挑戦を続けるバードの燃えるような冒険家スピリッツが読者の心を捉えた時、きっとバードの視線の先の風景と同じものを、読者も同じ温度で見つめていると思うのです。 ふしぎの国のバード fLike icon 2
毎週毎週本当に心臓をキュウッと鷲掴みにされる エッセンスが随所に挟み込まれていて、 「恋人同士になるかならないか」とか、 「恋のライバルにやきもきさせられる」とか、 そういうラブコメ的なわかりやすい方法論が 駆使されていない、「もう既にくっついている」という、 言ってしまえば安全牌な2人の物語なのに、 いや、なのにというか、だからこそ 安心して心の底から萌え尽くせるというか……。 とにかく麻子さ... あせとせっけん fLike icon 2
作者の泰先生、今作が初マンガ執筆・初連載ながら、怒涛の作劇センスと鬼のセリフ回しで全読者の情緒と腹筋を掻っ攫っていく手腕には天性のモノを感じます。 題材も内容も元本職なだけあって哀愁の混ざるリアルさがあるんですが、どうにも笑いコケでしまう味付けが絶妙過ぎて一度ハマると「ハコヅメワールド」から抜け出せません!! ハコヅメ~交番女子の逆襲~ fLike icon 0