好きなマンガを読みながら、自分でもマンガを描いてみたいと思ったことはありますか?マンガにはマンガ家やマンガ家編集者をテーマにしたマンガも多くあります。
今回はマンガ制作に役立つマンガやサイトをご紹介します!
目次
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1)マンガ家になるための基礎を学ぼう
基本的な流れは『バクマン。』で
マンガ家としてデビューする方法や、気になる原稿料などがくわしく描かれているのが『バクマン。』です。持ち込みや賞への応募からスタートし、読み切りの反応を見て連載という流れや、担当編集者さんとの打ち合わせの様子など、プロになるまでの道のりが物語を通じてイメージできるはず。
「週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)」で『チ。―地球の運動について―』を連載中の魚豊先生も、『バクマン。』でマンガ家になる方法を学んだとおっしゃっているほどです。
プロの覚悟を知る『私が恋などしなくても』
マンガ編集者の恋愛を描いた『私が恋などしなくても』では、編集者からマンガ家さんに向けられる言葉から、プロとして創りつづける作家さんたちの覚悟を垣間見ることができます。
作中で敏腕編集者として知られている成川映(なるかわあきら)の名言をいくつかご紹介します。
「作品を守ることでしか編集者は作家を守れない」5巻60ページ
「この先 僕が手助けできることがあったとしても その何倍もしんどい思いをして 作品を描き続けるのは ずっと先生 お一人なんです。描き続ける覚悟です」5巻136ページ
少女マンガを描きたい人には、読み切りをつくる時の制作の流れが書かれた5巻9ページに注目です。読み切りは1作につき、文章で1枚分の物語を書き、ネームでコマ割りを始める前に短い文章であらすじを整理します。編集側もまず文章で読む方が問題点に気づきやすくなるという、創作の秘訣が紹介されてますよ!
アルにはマンガ編集者さんたちへのインタビューも。業界で活躍される編集者さんたちの想いを知ると、さらにマンガが好きになるはず!
👇編集者へのインタビュー記事一覧はこちらから
ベテランのネーム技が光る『私のことを憶えていますか』
小学生の時に好きだった初恋の男の子との再会を描いた『私のことを憶えていますか』は、日本と韓国で同時連載中の作品です。作者の東村アキコ先生は大ベテラン。2巻の巻末おまけマンガでは、編集者との最初の打ち合わせの際に行うベテランの技が紹介されています。
それは、最初の顔合わせや打ち合わせで、いきなり1話分のネームを渡すというもの。前日に徹夜してたとしても、それをおくびに出さずにサラリと渡せば天才感が演出できます。このやり方は、丸ごとやり直しになる可能性もある諸刃の剣ですが、効果は抜群とのこと。
長くプロとして活躍されてきた東村アキコ先生の影の努力が感じられるエピソードですよね。
2)プロの仕事から描き方を学ぼう
実際に制作するとなると、道具やソフトは何を使えばいいのかと気になるところです。ネットで情報も落ちていますが、お勧めはプロの作家さんの作業から学ぶこと。
クリエイターの作業中の様子がのぞき見できる00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)では、プロのマンガ家さんも多数配信されています。
レイヤーの分け方やトレースの使い方など、継続して描き続けるためのプロの技が学べますよ。好きな作家さんに差し入れや応援コメントを送ることもできるので、ぜひ覗いてみてください!
3)作品を多くの人に見てもらおう
作品ができたらSNSや投稿サイトにアップして、いろんな人に見てもらいましょう!最近ではTwitterのマンガ投稿から声がかかることも増えてきています。
Twitterでは一度に4画像しか上げられず、画像を連投する時にページがバラバラになってしまうこともしばしば。
Twitter一括アップくんを使えば、4枚を超える画像も順番通りに簡単アップできます。予約投稿もできるので、読んでもらいやすい時間帯を狙って投稿することも。ぜひ、この機に活用してみてください!
ほかに、LINEマンガインディーズでは定期的にインディーズ作家向け無料講座も開催。
DAYS NEOは、投稿することで21誌250人の編集者と出会える可能性があります。
少年ジャンププラスでは、WEB投稿からの持ち込みも受け付けています。対面形式は苦手な方や地方に住んでる方でも気軽に持ち込み投稿できますよ。
4)マンガ賞受賞作をチェックしよう
さらに深いマンガを描くためには、名作から学ぶこともたくさん。日本には多くのマンガ賞があり、マンガ家からの推薦や一般投票、書店員さんのおすすめのほか、「マンガ文化の健全な発展」や「次に流行るであろうマンガ」など、賞ごとにテーマがあり、多様な作品がノミネートしています。
👇主なマンガ賞と受賞作はこちらにまとまっているのでぜひ参考にしてみてください!
5)自分だけのすごいマンガを描こう
自分にしか描けないおもしろいマンガを描き続けたい!さらに高みを目指したい時にお勧めしたいのは、プロマンガ家の育成を目指した「コルクラボマンガ専科」です。
表現力や伝えるための技術力、マンガ家として生涯、創作で生きていくための戦略や計画管理について学ぶことができます。コルクの所属作家として声がかかる可能性や、電子書籍制作のサポート、マンガの仕事依頼などプロとして走り出すためのチャンスがいっぱい!
ただ、マンガ専科は募集人数や応募時期が限定されているので、今すぐ始めたい、やれることをやりたいという方は、YouTubeの「マンガ編集者・佐渡島チャンネル」をチェックするのがお勧めです。
noteの有料マガジン「コルク佐渡島の好きのおすそ分け」では、マンガ専科本先出しnoteも公開されており、主人公のキャラクター設定のポイントや、おもしろい物語をつくる時の基本的な型が紹介されています。
すでにマンガ家として活動されている方も、さらにステップアップするための参考にどうぞ。
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【今日が誕生日】おめでとう!3月19日が誕生日のマンガのキャラクター(ほぼ)全員集合!https://t.co/qmPFaIk5p8— アル@マンガ情報 (@alu_inc) March 19, 2021