「 #仕事探しはスタンバイ 」マンガ大賞がいよいよラスト!7月のテーマは「2050年にあったらいいなと思う職業・やりたい仕事」

2021年4月からスタートした「仕事探しはスタンバイ」マンガ大賞が2021年7月で幕を閉じました。

最後となる2021年7月のお題は「2050年にあったらいいなと思う職業・やりたい仕事」!

7月の受賞作品が出揃いましたので、この記事で受賞作品すべてをご紹介していきます。マンガ家の方々はどんな未来を思い描いたのか?

このマンガ大賞によって生み出された名作をもれなくお楽しみください!

「仕事探しはスタンバイ」マンガ大賞の概要について

「仕事探しはスタンバイ」マンガ大賞は、求人検索エンジンのスタンバイと、漫画家エージェントのコルクが共同で主催する賞金型マンガコンテストです。2021年4月から開催がされました。

作品のお題

毎月決められたお題で”はたらく”にまつわるマンガがTwitter上で募集されます。2021年7月のお題は「2050年にあったらいいなと思う職業・やりたい仕事」!

審査方法

グランプリ受賞者には賞金20万円、準グランプリ受賞者に賞金4万円が贈呈されます。

  • グランプリ:いいね、リツイートをもとにスタンバイ社で選考

  • 準グランプリ:コルク佐渡島庸平氏が審査

それではおまたせしました!7月の受賞作品をご紹介していきます!

マンガ大賞の詳細については、こちらの記事でご紹介をしています。

第1週目受賞作品!

🏆グランプリ

1週目のグランプリ受賞者は、過去に少年ジャンプ+で『ようこそ亡霊葬儀屋さん』を連載されていた吉良いと先生!

生前の脳内記憶を遺族に遺す「ブレインメモリアル」という技術が開発された時代。とある男性はこの技術を使って、自分の死後に生前の記憶を遺族に贈りました。はたしてどんな記憶が遺されたのか?

遺したい自分の記憶を遺族に見せることで、言葉にできない想いが伝えられます。

👉 吉良いと先生のTwitter

🏅準グランプリ

趣味である散歩のマンガをTwitterに数多くアップされている秋野 ひろ先生が準グランプリを受賞!

高齢者の代わりに散歩をする「散歩代行」の仕事が生み出された時代。この仕事のコツは、散歩中に感じたことをそのまま依頼者に伝えることでした。

何気ない日常の景色が実は私たちの生活を彩らせている。そんな日常に隠された本質に気づかせてくれる作品です。

👉 秋野 ひろ先生のTwitter

第2週目受賞作品!

🏆グランプリ

子惚ればなし。』など子育てマンガを手がけられている眠井アヒル先生が初めての受賞!

告白代行」の仕事が生み出された時代。告白代行者の男性が、依頼者の代わりに告白を行います。傷つくことを極度に恐れることで生まれたこの仕事。最後には思わぬサプライズが待っていました。キュンキュンさせられること間違いなしの作品です。

👉 眠井アヒル先生のTwitter

🏅準グランプリ

5月の1週目でグランプリを受賞された三月病先生が再度受賞!

人型ロボットが人の代わりに仕事を行うようになった時代。警察での取り調べもロボットが行うようになりました。繰り広げられるロボット取調官と女性泥棒のちょっとズレた会話劇に笑ってしまいます。そして最後にはあっと驚かせる結末が。

ロボットだって人間だっていろんな個性がある。そんな当たり前のことに気づかせてくれます。

👉 三月病先生のTwitter

第3週目受賞作品!

🏆グランプリ

1週目に準グランプリを受賞された秋野 ひろ先生が今度はグランプリを受賞!

特殊な銃を使って依頼者の一部の記憶を消去する「消去屋」という仕事がうまれた時代。消去屋は依頼者からの「記憶を消して大好きな映画もう一回観たい」という願いに応えます。

「この作品、記憶を消してもう一回観たい!」という思いは誰もが抱いたことがあるはず。人生の中で名作と呼べる作品に出会えることの素晴らしさを体感させてくれる作品です。

👉 秋野ひろ先生のTwitter

🏅準グランプリ

アルファポリスで作品を数多く発表されている宇宙野悠先生が受賞!

人間のかわりにロボットが仕事を行うようになった時代。男性が新たに見つけた仕事は、ロボットに感情を教える仕事でした。ひとつ屋根の下で、一緒に笑い、一緒に泣き、ロボットは少しずつ感情を獲得していきます。

この作品を読んでいると、「人間とロボットの違いってなんだろう?」そんな根源的な疑問が沸き起こってきます。人間がいつか直面するであろうテーマを、甘く切ない物語で私たちに見せてくれます。

👉 宇宙野悠先生のTwitter

第4週目受賞作品!

🏆グランプリ

2週目で準グランプリを受賞された三月病先生が今度はグランプリを受賞!

未来予想図を思い描くのは楽しいことですが、未来になればなるほど自分は老いているんですよね。本作はそんな老いを迎えた自分とアイドルの姿を描いています。

アイドルにとって老いは天敵。そんな常識を覆していくアイドルの姿に胸が熱くなります。こんなアイドルを推し続けたい!

👉 三月病先生のTwitter

🏅準グランプリ

cakesで『東京藝大ものがたり』を連載されているあららぎ菜名先生が受賞!

風邪ではないけれどメンタルが弱まってるときってありますよね。この精神状況を上司にうまく伝えられたら休みがとりやすいのに。そんな願いを叶えてくれるのが、本作に登場する「メンタル代行人」です。

メンタル代行人は依頼人のメンタル状況を職場の上司にお伝えします。気になる伝え方はぜひ作中でご確認ください。

👉 あららぎ菜名先生のTwitter

代行の進歩によって浮かび上がる代行できないこと

お題「2050年にあったらいいなと思う職業・やりたい仕事」で、受賞された8作品をご紹介しました。

ほとんどの作品に共通して描かれたのは「代行」でした。告白の代行、散歩の代行、警察官の代行。他者やロボットが自分の苦労を代行してくれる作品に、多くの共感が寄せられました。

そして、これらの作品で私たちの心を動かしたのは、代行できない部分でした。恋をしてドキドキする心、人との関係性の中で生み出される温かさ。多くの行動がロボットに代行されればされるほど、人間にしかない大切なものが浮かび上がってきます。変わりゆく時代の中で変わらないものを、見つけさせてくれるコンテストでした。

Twitterマンガで「はたらく」を彩り続けてくれた4ヶ月間

2021年4月から始まった仕事探しはスタンバイマンガ大賞は、今回の7月をもって終了となりました。

これまでのテーマを振り返っていきましょう。

4月のお題は「新しい仕事に挑戦したいと思った瞬間」でした。

5月のお題は「カッコいい同僚や先輩を紹介してください」。

2021年6月のお題は「仕事で自分を変えてくれた一言」。

そして7月は今回ご紹介した「2050年にあったらいいなと思う職業・やりたい仕事」でした。

もっともバズった作品は?

グランプリ作品の中でもっともTwitterのいいねを獲得したのは、4月2週目にグランプリを受賞された川田大智先生の作品でした。

2021年8月1日時点で、9.8万いいねを獲得しています。この作品以外にも、ほとんどのグランプリ作品は数万いいねを獲得。このコンテストによって数々の名作マンガが生み出されました。

マンガの醍醐味を満喫した4ヶ月間

「はたらく」をテーマにTwitterで大々的に実施された今回のコンテスト。

仕事の苦しみ・辛さ、喜び、そして実感する人の温かさ。一人ひとりが仕事に抱いている感情は多種多様ですが、今回投稿された作品には数多くの共感が寄せられました。

たった4ページほどのマンガが、自分のことが描かれているわけではないのに、なぜだか自分の心に寄り添い、心を満たしてくれる。マンガの醍醐味を存分に味あわせてくれた4ヶ月間でした

今回惜しくも受賞されなかった作品は、ハッシュタグ「#仕事探しはスタンバイ」で検索すれば読むことができます。ぜひチェックしてみましょう!