BLEACH

久保帯人 / 著

BLEACHの好きなところ

バトル漫画のお手本的要素。美味しい部分がこれでもか!と詰まり切った作品。 久保帯人先生の描くキャラクターは 萌えすぎず、硬派すぎず、どこまでもスタイリッシュ。 護廷十三隊、十刃(エスパーダ)、星十字騎士団(シュテルンリッター)などなど 魅力的なキャラクターは一人一人 しっかりと活躍が描かれ バトルシーンは嫌が応にもワクワクさせられます。 伏線は序盤から終盤まで散りばめられており 全74巻と長丁場ではありますが、ぜひコミックスでまとめて読むことをオススメします。 人気が爆上がりした ソウルソサエティ編。 人気が成熟した アランカル編で 読むのを辞めてしまった人も非常に多いですが なんといっても BLEACHの最大の魅力は 最終 千年血戦編である!!と僕は断言します。 最終編を見ずにしてBLEACHは語れません!! 人気の護廷十三隊の面々も逆境を経て それぞれがパワーアップを果たし、さらなるトンデモ能力を持つ シュテルンリッターへ立ち向かいます。その描写は ソウルソサエティ編からのファンであればあるほど 引き込まれること間違いなし! BLEACHの人気に陰りが見えたとされる 死神代行消失編も まとめて見るとなかなかどうして味わい深いシリーズとして見ることができます。 ------------------------------------------------------------ 「護廷十三隊の魅力」 護廷十三隊の魅力 それは 組織の魅力でもあります。 1番隊から13番隊の それぞれ役割のあるグループにわけられ、そこに 隊長と副隊長がいる、さらに3席 4席と 実力順に並べられる その有り体は会社の縮図そのものです。 隊長とは?副隊長とは? そんなストーリーも各隊に存在し 単純なバトル漫画をしっかりと骨太に仕上げる事に成功してる。 個人の集合体である組織がキャラクターともなっているわけです。護廷十三隊のような会社が作れたら その会社はきっとうまく機能することでしょう。 会社はただの箱ではなく それ自体が生き物であるようなデザインが必要になっていくと個人的には考えています ----------------------------------------------------------- 「卍解の魅力」 さあ、本気をだそう。 という、現れの描写「卍解」 これほどまでに 見ているもののワクワク感をひきだせる二文字は かつてないのではないでしょうか? ともすれば ドラゴンボールにおいて 超サイヤ人になるような高揚感。 それを言語化し ケレン味をさらに持たせ、各種特殊能力をも加味することにより、見ている人に様々なドキドキをプレゼントしてくれたのです。 未だ見ぬ「卍解」の 能力に 見るものは魅力され、想像し、仮説を立て いざ、それが紙面で登場するや否や 頭の中は興奮のるつぼと化していたはずです。 初めに「卍解」の説明が作中で成された時、その説明場所とは別の場面で 敵 「涅マユリ」と対峙する「雨竜」 マユリはその説明がされている最中に 口にするのです。「、、卍解、、」と。 この描写が 本当に秀逸で 雨竜を応援している読者は いいようのない不安と期待に苛まれます。 他には、中盤、主要キャラの「春水」が 卍解を使おうとした時に、浮竹に「よせ、お前の卍解は こんなところで使うべきじゃない」というようにとめられてしまいます。 すると 僕たちは どうなんだ?「春水」の卍解はどれほど強力なんだ? と 頭に刷り込まれます。 それからというもの ことあるごとに「春水」の卍解はいったいどんな能力なんだ? と考え ピンチを迎えるたびに 「春水」の卍解がある!「春水」の卍解が来る!と 意識します。 果たして「春水」の卍解は かなりの終盤に披露されるのですが その時の驚きや感激たるや 全バトル漫画ファンなら お分かりいただけるエピソードかと思います。 ------------------------------------------------------------ 「スタイリッシュ」 BLEACHの魅力を一言で言えば コレに尽きると個人的には思います。ストーリーもキャラクターも 様々なネーミングも全てがスタイリッシュ。 ネットでは「オサレ」とイジられる事もあるほどです。 勧善懲悪の暑苦しさでもなけれ無理難解なトンデモ物語でもない。 当たり前にカッコよく 当たり前に少年が憧れる、、そんかバトル漫画。 どれだけスタイリッシュに読者を魅了するか? そんなテーマですらあったのではないかと「錯覚」してしまいます。 シンプルで面白い。 そんなバトル漫画にガッツリと浸りたい人にオススメ

2019年 07月 25日

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