NARUTO-ナルト-

岸本斉史

NARUTO-ナルト-の好きなところ

ケンカはいつも1つのちょっとした「小突き合い」から始まって、ハハハッもうやめにしようよ~笑 で受け流せばいいものを、個の複雑に絡み合った感情と過去で、身体に届くときには正拳突きにまで威力を増幅させる。by あひろて ”柱間”と”マダラ” ”オビト”と”カカシ” ”ナルト”と”サスケ” 「正しさ」とは一体なんだろうか。 『NARUTO』に描かれる「やるせなさ」に、僕はずっと涙が止まらない。 こんな今だから、「争い」ってなんなんだろうね、、と『NARUTO-ナルト-』を読んで考えさせられている。 未来は今すぐ変えられない。そもそも、「未来」なんてヒトの創りモノでしかない。 (あっ、この文章書いててやっと『あひるの空』の日向武史先生が言っていた「未来とはただの言葉だ」の意味が解った気がする) でもきっと、全人類の手元に『NARUTO-ナルト-』が届いたら、過去はすぐに変えられると思うんだ。 そして、過去が変えられればきっと・・・ と美しく締めたいけど、、 さいごに、小説 『マリアビートル』(伊坂幸太郎)を引用しておこう。 「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに対する伊坂幸太郎先生の出す答えだ。 《たとえば、自分は明日、誰かに殺されるかもしれない、となったら、人間は経済活動に従事できない。そもそも、所有権を保護しなくては経済は成り立たないんだ。そうだろう?自分で買ったものが自分の物と保証されないんだったら、誰もお金を使わない。そもそも、お金だって、自分の物とは言えなくなってしまう。そして、『命』は自分の所有しているもっとも重要なものだ。そう考えれば、まずは、命を保護しなくては、少なくとも命を保護するふりをしなくては、経済活動が止まってしまうんだ。だからね、国家が禁止事項を作ったんだよ。殺人禁止のルールは、その一つだ。重要なものの一つ。そう考えれば、戦争と死刑が許される理由も簡単だ。それは国家の都合で、行われるものだからだよ。問題なし、と認めたものだけが許される。そこに倫理は関係ない。》 じゃあ「国家」って何だよ!って思った方は、ぜひ伊坂幸太郎『モダンタイムス』を読むべし。 って、何のレビューやねんっ! 

2020年 01月 08日

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