SKET DANCE

篠原健太/著

SKET DANCEの好きなところ

かつて最強のヤンキー「鬼姫」と呼ばれ恐れられていた関西弁の少女、ヒメコ。 会話はすべてPCの合成音声で行うイケメンオタク、スイッチ。 集中力が高いリーダー、ボッスン。 そんな3人が、生徒の悩みや校内で起こるトラブルの解決を手助けする「スケット団」で様々な依頼をこなしていく物語です。 キャラの濃すぎる生徒や、特殊すぎる依頼に振り回される「スケット団」のメンバーがコミカルに描かれています。 その予想の斜め上をいく全力のギャグ展開に思わず笑ってしまいました。 ギャグ以外にも、緊張感のあるミステリ展開や甘酸っぱいラブコメ展開もあり、盛りだくさんの内容となっています。 また、いつも3人で楽しそうに過ごす「スケット団」のメンバーたちですが、それぞれ重たい過去を抱えています。 その過去に向き合い、葛藤する彼らの姿が作中通して描かれているところも良かったです。

2019年 11月 20日

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