東京 (28)
「ここまでくればみたいですよ 僕も……歴史が変わるところ…」 と言ったのは、あの場面の、あの記者だ。 実は”彦一”の姉、”相田 弥生”の隣のあの席、1試合の間に代わる代わる人物が変わっている。 皆、解説を”弥生”に譲ってきたわけだが、彼だけは違った。 試合の空気が変わったことに興奮した”弥生”は、ずっと隣にいた”中村”と間違えたのだろうか。 ”弥生”は左隣の彼に聞く― 「湘北の方が多くなったんじゃないですか…!?」 話を振られた彼は、達観したかのように背中越しにこう言った。 「そうでしょう……」 と。 そして、あの名言だ。 「ここまでくればみたいですよ 僕も……歴史が変わるところ…」 だ。 意外とこのシーンって記憶に残っていませんか? 僕のこのガラケーも、2026年、歴史に幕を閉じる。 ここまでくればみたいですよ 僕も……歴史が変わるところ… という思いで、2026年までガラケーを持ち続けるつもり。 みたいなブログ記事を、いま書いてます。
2021年 02月 12日