東京 (28)
家探し中の白猫が不動産屋につられてヘンな物件を巡るお話。すこしフシギな家からどんどんヤバさが増していき最後は読者もトランス状態に持っていかれるという不思議体験ができます。いったいワタシは何を見てるのだ…??となるのだけど、物件探しのときの知らない町、知らない家を赤の他人な不動産屋さんとまわる体験もいつも独特なソワソワとワクワクが入り混じっていて、あの感覚をネルノダイスキ先生流にどんどん広げていくとこんなアートな作品になるのが面白い。小さいころに絵本「おしいれのぼうけん」を読んだ時の感覚に近いかも。
2021年 03月 11日