トクサツガガガ

丹羽庭著

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トクサツガガガの好きなところ

「大人のオタクの楽しさ」をリアリティーたっぷりに描いた作品です。 ーあらすじー ■26歳女子の中村さんは特撮オタクである! ■彼女を描く本作は、現代に生きる大人なオタクの楽しさと悲しさを描いたコメディである! ■特撮オタクはその愛のために、作品とそれに関わる全てのものに人生を注ぎ込むのだ! 大人のオタクだからこその楽しさってあると思うんですよね。 お金を自由に使えたり、イベントにもすぐ行けたり。 (できる範囲で、ですが…) 子供の頃にいろんな事情で好きなものを楽しめなかった人は、その積もった思いを解消することもできる。 そういった自由度の高い「大人だからこそのオタクの楽しさ」を現実的な情緒たっぷりに描いた作品です。 この作品で僕が一番いいなと思った楽しさが「好きなものの好きな部分に気づける」というところ。 例えば子供の頃からずっと好きな作品でも、それがなぜ好きなのか?どんなところを魅力に感じているのか?を深く理解できるようになる。子供の頃はわからなかった魅力に気づけるようになる。 予算が少ない中で凝った演出をしようとしたスタッフさんたちの情熱。 セリフやストーリーに込められたメッセージ。 ファンを楽しませるために作られた様々な仕掛け。 そういった部分に気づき、作品を別の角度から好きになることができる。 それが大人のオタクの1番の楽しみじゃないかなと思っています。 ついでに書くと主人公は一般社会では趣味を隠すタイプのオタクなのですが、それにまつわる悲喜こもごも感も作品の面白さの1つ。 もしも仲間と出会った時のために「わかる人にはわかるヒント」を持ち物に忍ばせてみたり、オープンにする派のオタク仲間と絶妙な関係性を維持したり、などなど。 大人になってからも、大人になったからこそ「オタクでいてよかった」と思ったことのある、あなたにオススメの作品です!

2019年 11月 16日

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