ハイキュー!!

古舘春一 / 著

ハイキュー!!の好きなところ

小学生からバレーボールに夢中で、『ハイキュー!!』の新刊を読む度に「ギャー!」と叫んでいた高二長女。 そんなにか…と思いつつ手つかずだった45巻を正月休みに一気読み。めちゃくちゃ面白かったです。 最終巻を読んで、「ここで終わるなんて!」と長女は憤慨していましたが、彼女より少しだけ大人のぼくは少しわかる。 これは「終わる物語」の物語であり、その連続性だからこそ「終わらない物語」になっている。 「全てには終わりがある」と知っているから、その次を始められるし、終わらない。 「俺は 俺が弱い事を とうの昔にしっている」 「日向くん 今この瞬間も バレーボールだ」 「昨日の敗者たち。今日のお前は何者だ?」 「全てには終わりがある」と知っているから、その次を始められるし、終わらない。 これら登場人物たちの台詞は全てその文脈上で輝く。 『ハイキュー!!』は「終わる物語」の物語だからこそ、終わらない物語なのだよ…と頷きつつ満足して最終巻を閉じる。17歳の長女が「はあ…!?」と逆ギレするのが容易に想像できますが。 面白かったです!!

2021年 01月 02日

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