東京 (28)
・作画レベルの高さ かっこいい人はかっこよく、可愛い人は可愛い。おじさんはきちんとおじさん。コミカルな時はコミカルで、漫画全体に漂うシリアスでクールな雰囲気が、とてもシャープな作画で描かれている。人を選ばない作画。 表紙の岸先生は一見強面ですが、全くハードボイルドな漫画ではありません。 ・ジェンダーバランスのよさ 私から見て、アレ?と思うような性差描写、ギャグは全然ありません。 ・魅力的なキャラクターたち とにかくたくさんの人間がたくさん出てきますが、とても丁寧に描かれています。間瀬先輩がお気に入りです。ただ最近キャラ漫画っぽくなってきているのは気がかりです。 ・医療物としてのカタルシス 医療物というのは、全く知らない世界を見せてくれる漫画ですが、とても説得力のある漫画に思います。癌に対して不安をやたら植え付けられている私ではありますが。。 今まで読んできたすべての漫画の中でも、5本の指に入る傑作だと思います。
2020年 08月 09日