東京 (28)
製薬会社の社員たちがレクリエーションの登山中に巨大猿に虐殺されるパニックホラー。過酷な山の中では人間は無力ということ、猿の残虐さがとにかくスリリングで怖かった。読み進めていくと、猿の仕業といえど、どうやら裏で人間が行っている行為らしいということが明らかになり、その理由が気になってどんどん読んでしまうので、一度読み出したら抜けられません。主人公のヤンキーくんが正義感溢れるいい奴で、味方する仲間と人助けのため奮闘するシーンは恐怖の中、安心できるポイントになっていていいバランスでした。個性的なキャラクターたちが危ない目に遭うシーンは、死なないで〜!と感情移入も。目が離せない。
2020年 12月 10日