恋するふくらはぎ

吉谷光平/著

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恋するふくらはぎの好きなところ

【いま一番ドラマ化して欲しい恋愛マンガ「恋するふくらはぎ」!】 1.主人公たち タイトルを裏切らない恋愛マンガ。 男は、高学歴・高身長・高収入でエリート街道まっしぐらな見栄晴彦(27)。 その上ルックスも偏差値高め。 理想? だが童貞。 そう!彼女ない歴27年の真正童貞!! しかし彼も人間である。成人男子として遅れ咲きの恋をした。 彼の心を「トゥンク!」させる女性、それは若くかわいく晴彦に優しい表うらら(25)。 理想? だがビッチ。 そう!男が途切れたことがない食った男は星の数の真正ビッチ!! ちょっといいなと思えば寝ちゃうから、普通の恋愛をショートカット。 そんな彼女も結婚を意識するお年頃になって、今更ながら恋をした。 彼女の心を「トゥンク!」させる男性、それは早く手を出せ童貞野郎な見栄晴彦! 見え見えのアプローチをしているのに! 最初から両想いで、27歳男性と25歳女性、大人なのに大人なのに… 初恋である!初恋とはじれったいものだ!! 相手によく思われたい。 自分の欠点は隠したい。 晴彦は「童貞」であることを隠したい。 うららは「ビッチ」であることを隠したい。 その状態を「背伸び」という。 背伸びし続ける、つりそうな「ふくらはぎ」。 それがこのマンガのタイトルの意味である。 2.「恋するふくらはぎ」の醍醐味 さて。 恋愛マンガの読者とは、二人が紆余曲折を経て結ばれるのを期待しているものだ。 初恋でもセカンドラブでもいいんだが、 初恋の甘酸っぱいほろ苦さ(矛盾を含んだ表現です)は、格別。 たっぷり堪能できますよぉ~? 好きなのに両想いなのに、どうしていいかわからない。 うららの「好きアピール」が晴彦には全く伝わらない。 そこで二人は友人に相談する。 晴彦は高校からの友人・鳥飼京太郎(27)。 女性経験豊富である。 でも、京太郎は「苦労して一番好きなものをあきらめて楽して手に入れられる二番目を選んできた」という自覚があり、多分小さな心の傷。 うららが相談するのはうららの人間関係上最高のいい女・隅野すみれ(27)。 処女である。 なのに、ビッチうららから仲間と思い込まれていて、男性経験が「ない」ことを言い出せないでいる。 脇役、大事! そうそう。京太郎もすみれも、別の意味だけど周囲に対して背伸びしている「ふくらはぎ」なのだ。 読者は、神(作者)の視点から四人を見ることができるから、 じれったいながら、自分の中の初恋がうずく。うずくんだよ、「トゥンク」って。 絶対最後に晴彦とうららはハッピーエンドってわかってるけど! 過程が大事なの!恋愛マンガは! 序盤からして目が離せない! 3.私の好きなエピソードをネタバレ では、その序盤のエピソードをひとつ。 晴彦とうららが食事に行く。 晴彦は、恋愛のことさえ「勉強」してしまうアホエリートである。 だがマニュアル野郎とは違う。 応用力がある。 その応用力が問題だ! 晴彦は「歩道を歩くときは男性が外側をあるくべし」と学習している。 それは危険から女性を守るためだと理解している。 そこに!突然目の前にあらわれた難題! 横断歩道だぁー!!! 横断歩道は四面が「道路」ではないか! どう歩くのが「正解」なのか? 晴彦の優れた頭脳があらゆるシチュエーションを仮定して瞬時に出した答えは… 右手を上げて左手で女性をお姫だっこ。 もうね、このシーン好き!大好き! この、明後日の方向にジャンプする思考が好きだ! 「恋するふくらはぎ」は、晴彦の頭脳コンピューターが常識を次々くつがえすからね! 初告白も初キスもいやうららは経験済みだけど本当に好きな相手とは初めてだからやっぱ初ってことでそれは置いといて 晴彦の謎の思考回路と大胆不敵な行動力! うららもびっくりの「初」だよ~ もう読んでて楽しくて楽しくて。 両想い確認しても、まだかまだ終わらんのか晴彦のビックリサプライズ(二重の表現です)はーー! 4.総合的に評価して テレビの人はこのマンガに着目すべき。 このマンガは実写化が似合う! ドラマにすべき! イケメン眼鏡の晴彦を演じる俳優さんが見たい!! マンガ「恋するふくらはぎ」には、 ワンクールのドラマになるくらい紆余ウヨ曲折していただきたい! 次の晴彦の行動が楽しみで楽しみで楽しみでならないわっ!(繰り返しが多すぎる表現です) そして、マンガ好き特に恋愛マンガやコメディ好きなプロのマンガ読者諸君! 「恋するふくらはぎ」を読みたまえ! 俺が保証する、面白いと! 作者・吉谷光平先生の描く女性はかわいい。美人もかわいい。 男性はカッコイイ。 総じて、画力が高い。 あ、そだ。 メガネ男子萌えクラスタもスゥツ萌えクラスタも晴彦にはトゥンクするぞ!

2019年 07月 25日

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