月曜日の友達

阿部共実/著

月曜日の友達の好きなところ

ガールミーツボーイ型の青春漫画の傑作 注目すべきは、場面を描写するために用いる擬音語・擬態語が徹底的に排除されている点。 それなのにキャラのセリフ回し、構図、演出の全てがその場面に合う音を、匂いを、色を、まるで自分もその場いるかのように感じさせてくれます。 主人公のセリフに 「灰色の校舎、紺の制服、黒い頭ばかりのこのモノクロームの世界......」 というものがありますが、実際はその逆でこの作品の世界はあまりにも彩っています。 それにキャラクター達が気づく事こそがこの漫画のテーマなのかと思いました。 映像化等のメディアミックスがされてないのが不思議なくらいの傑作でした。

2020年 06月 19日

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