東京 (28)
イラストレーターの女性、ハガキ職人を目指す男の子、主婦のローテーションでそれぞれ同じラジオ番組を聞きながら物語が進む。好きな人に振り向いてもらえなかったり、ハガキが読まれなかったり、主婦をしている自分を幸せだと思えなかったり…とそれぞれうまくいかないことがある中、深夜ラジオによって大事な何かに気付かされたり勇気づけられたりする。ラジオってパーソナリティが身近に感じたりするから不思議。深夜ともなると心地よい閉塞感というか秘密基地に篭ってるような気さえしてくるし、すぐ側で寄り添ってくれるような心強さがある。
2021年 02月 01日