秒速5センチメートル

新海誠原作 清家雪子漫画

コマ投稿OK

秒速5センチメートルの好きなところ

映画を初めて観た時、えっ? どういうこと?  「桜花抄」・「コスモナウト」・「秒速5センチメートル」の3話短編連作構成だということも知らずに見た『秒速5センチメートル』についていくことができず、もう一度観返したときに、これ好きだわ。となりました。 映画は”余白”ありまくりで、そこをどうやって自分で埋めるかを楽しむ――そんな作品で、何度も何度も観返すことができる。  コミカライズされてることは知っていたけど、単純なコミカライズであれば映画があるからいいや・・と見過ごしていましたが、コマ投稿を見たとき、単純なコミカライズではないことが分かり、早速買いました。 映画は男性目線の、マンガは女性目線のという印象で、男の僕では到底埋めることができなかった余白を埋めることができたように思います。 映画では映されなかった"高樹"と"明里"との出会いのあたりとか、”高樹”と”花苗”のもうちょっと知りたかったやりとりとか、あの眼鏡の女性の”水野さん”なんか結構突っ込んで物語に入りこんじゃってます。 映画を何度も見ている人なら、読んだらきっと、映画がもっと好きになると思う。

2020年 05月 16日

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