虚構推理

片瀬茶柴/著 城平京/原著

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虚構推理の好きなところ

一種のメタミステリもの。怪異たちが存在する世界で、主人公はその怪異たちを調停する立場にいます。そして怪異が引き起こした事件にもっともらしい嘘の真相を「推理」することで事件を解決します。当然その推理は嘘なのですが、もっともらしくすることで他の人間たちが納得すれば主人公の勝ち、という仕掛け。読者は真相を知りつつ、いかに起きた事象と整合する「推理」を主人公が考え出せるかハラハラしながら読むことになります。推理モノが好きな人は楽しめると思います。

2021年 03月 20日

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