進撃の巨人

諫山創 / 著

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進撃の巨人の好きなところ

進撃の巨人の何よりの面白さは、 いつ誰がどのタイミングで死ぬか分からないという 予定調和のないスリリングさ、 中盤以降マーレサイドが登場してからは 相手サイドの背景の深掘りがなされ あたかも主人公サイドも本当に悪なのではないかという 視点のズレを完全に作り出しているところである。 例えばこれはジャンプの作品では中々ない構造であり 進撃の巨人がマガジン作品でよかったと思える一つの感謝であるかもしれない。 強いていうならば近年の名作で言うと、東京喰種の第二部の描き方はだいぶ近いものを感じる。 とは言えやはりあれもジャンプ作品。 良くも悪くも美しく終わりに向かう傾向がre全体を通して見られたのは評価が分かれるところである。 それに比べてこの進撃の容赦なさや無慈悲さは 読む者の心に妙な後味の悪さとリアルさを感じさせる。 戦争というものの残酷さとどうしようのなさをフィクションの中にうまく織り交ぜた作品と言えるだろう。

2019年 12月 15日

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