雪にツバサ

高橋しん/著

雪にツバサの好きなところ

北海道の田舎にある寂れた温泉街。 表と裏の世界の境界が曖昧なその地で、不良なのにいじめられっ子、そしてほんの少し超能力が使える少年「ツバサ」と、口がきけない転校生の少女「雪」は出会います。 「雪」は人より多くトラブルを抱え、辛い目にもたくさんあってきましたが、いつも誰かの助けになりたいと願っていました。 対照的に、「ツバサ」は誰からも必要とされず、ひっそりと生きていくことを望むような人物でしたが、いつもトラブルに巻き込まれたり、首を突っ込んだりしている「雪」に振り回され、様々な事件に遭遇することになります。 中には危険な事件もあり、「雪」や他の登場人物たちが消えない傷を負うことも… それでも「雪」は誰かの助けになりたいと願い続けます。 そして、「ツバサ」はそんな彼女のことを守りたいと思うようになります。 そんな2人の関係性に思わずもだえてしまう作品でした。

2020年 01月 10日

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