2020年8月下旬、終わるのは夏だけではありませんでした。
歴代最長の連続在職日数を記録した安倍首相が辞職の意向を固め、94年の歴史を誇る遊園地としまえんがその幕を下ろしました。日本最古のメリーゴーランド「カルーセルエルドラド」はどこに行っちゃうのでしょう。
終わりといえば、マンガ界からはこの夏『ハイキュー!!』が週刊少年ジャンプでの8年半の連載にピリオドを打ちました。
現在の週刊少年ジャンプで唯一のスポーツマンガだった『ハイキュー!!』。
バレーボールに魅せられた主人公・日向が、"コート上の王様"という異名を持つ天才選手・影山と出会い、切磋琢磨しながら烏野高校バレー部で勝利を目指す物語は、まさに週刊少年ジャンプのキーワードである「友情・努力・勝利」を体現した名作でした。
...終わりが続くと私たちを襲う、この寂しさと行き場のない気持ちはなんなのでしょうか。
でも、終わるということは新しく何かが始まるということ。テンションあげていきましょう!
集英社の鈴木晴彦氏によると、週刊少年ジャンプのスローガンである「友情・努力・勝利」は50年前の言葉、最近では「友情、個性、勝利」と言うようにしているそうです。そんな新しいスローガンを掲げて近々ジャンプから登場するであろう、個性溢れる主人公が繰り広げるスポーツマンガに期待大です!
...未来の名作に期待を寄せつつ、ここで激動の8月後半にアルで人気だった作品TOP10をご紹介します。
アル編集部が、期間を2020年8月15日〜31日までとして様々な角度から調査して選び出したその名も「アルで注目のマンガ人気速報TOP10 / 2020年8月下旬版」。
何かと"終わり"が続く今だから、これを参考に新しく読むマンガを開拓をしてみませんか?
目次
- 1位『宇宙兄弟』
- 2位『ランウェイで笑って』
- 3位『よふかしのうた』
- 4位『異世界迷宮でハーレムを』
- 5位『スキップとローファー』
- 6位『あそびあそばせ』
- 7位『ブルーロック』
- 8位『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』
- 9位『正直不動産』
- 10位『血の轍』
- 次回のTOP10は?
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1位『宇宙兄弟』
最新刊38巻は8月20日に発売されたばかりにも関わらず、ぶっちぎりの1位を記録!今回の表紙を飾るのは、主人公・ムッタと同期である日本人宇宙飛行士コンビのケンジと新田です。
夢を追っている人、挫折を経験したことがある人なら必ず胸に響くであろう名言、そしてリアルに描かれる命懸けの宇宙での任務の数々...。
新しい一歩を踏み出そうとしているあなたの背中を押してくれること間違いなし!
2位『ランウェイで笑って』
世の中にはどうしたって努力ではどうにもならないことがあります。
でも、諦めずに努力し続ける強さを持つ低身長モデル・千雪を見ていると、叶わない夢なんてないのだと不思議なパワーをもらいます。
私たちに強さと勇気をくれる『ランウェイで笑って』の待望の新刊です。
3位『よふかしのうた』
夜の長さが身にしみる季節がやって参りました。
今年の秋の夜長は、吸血鬼と一緒に夜の世界に繰り出して「恋」について改めて考えてみませんか?
人気ロックバンド・ヨルシカとコラボレーションした“よふかしデート”のPVも必見です。
4位『異世界迷宮でハーレムを』
ライトノベル原作のマンガの魅力はなんと言っても"夢があるところ"なのではないでしょうか。
世の中に絶望した少年は、最強の男に生まれ変わり異世界でハーレムな大冒険に足を踏み入れる。異世界、美少女、ハーレム、一度は夢見たことがある全て詰まった夢のような世界を堪能できるのは『異世界迷宮でハーレムを』ならでは!
5位『スキップとローファー』
ちょっぴり天然で過疎地の田舎育ちゆえにコミュニケーション経験が乏しい、みつみちゃん。慣れない都会での高校生活に戸惑いながらも、彼女のまっすぐな存在がみんなをハッピーにしていきます。
最新刊4巻ではいよいよ文化祭の季節に突入!懐かしい青春の1ページに思いを馳せながら彼女のスクールライフを見守りましょう。
6位『あそびあそばせ』
「表紙詐欺」の異名を持つ本作。その理由は、美少女とお遊戯コメディという異色の組み合わせからくるものなのです。
さまざまな遊びに興じる「遊び人研究会」で活動する3人の美少女たちの日常はとにかくクレイジー。何が起きるかわからない今の時代だからこそ、表紙からは想像できない物語にトライしてみるのも大アリです。
7位『ブルーロック』
登場するサッカー選手が全員ストライカーという異色の設定で、スポーツマンガの常識を覆した本作。
スポーツマンガといえば"推し"の選手を見つけて、応援しながら読み進めるのが醍醐味だったりしますよね。
『ブルーロック』は登場人物みんなが同じストライカーにも関わらず、必ず"推し"のストライカーが見つかるから不思議。その魅力は、強烈なプレイスタイルだったり、ビジュアル、キャラクター性など選手によって様々!
この夏にアルで開催された『ブルーロック』推しストライカー総選挙の結果は9月7日に発表されます。
8位『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』
医療がテーマのヒューマンドラマというと、白衣を着て手にはメス...!なんてイメージをされる方も多いことでしょう。
ですが本作の主人公は、病気の原因解明や診断の確定を行い、治療に関わる診断を下す専門の医者「病理医」で、医療マンガの中でも非常に珍しい設定です。
最新刊18巻では、医療訴訟をメインに法律へとフィールドを広げて医療現場のリアルを描きます。
9位『正直不動産』
衣食住という言葉があるくらい「住」は人生において重要な要素。けれど、不動産って日常的に触れる機会がないからこそ情報の不に陥りやすいですよね。
そんな時は、登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地から不動産の基礎知識から闇まで、徹底的に学んでみませんか?
ひょんなことから嘘がつけなくなってしまい、正直営業で立ち向かう永瀬が繰り広げる不動産喜劇!
10位『血の轍』
子にとって一番の理解者であり、この世で無償の愛をくれる絶対的存在の「親」。けれど、時には毒のように子どもに悪影響を及ぼす「毒親」と呼ばれる親も存在します。
そんな毒親の母親と静一の関係を描いた『血の轍』の最新刊9巻では、静一の中のママ像や楽しかった思い出が完全に崩壊します。
ページをめくるたび何ともいえない狂気が漂います。
以上、2020年8月下旬のアルの人気マンガTOP10でした。
TOP10の作品をまとめた本棚にアクセスすると、そこから各シリーズページに移動できますよ!
次回のTOP10は?
ワンツートップの『宇宙兄弟』や『ランウェイで笑って』に共通するのは、私たちの背中を押してくれる希望のある作品だということ。
今みたいに不安定な世の中に生きる私たちにとっては、自分に自信が持てるようになったり、新しい一歩を踏み出すための勇気をくれる「心のサプリメント」のような存在なのかもしれません。
アルで注目のマンガ人気速報TOP10は2週間に一度、みなさんにお伝えしていきます。
TOP10に並ぶマンガたちには、今の私たちが心の奥底で求めている何かが隠れている...!?
次回のTOP10の発表をお楽しみに!