アオアシ

小林有吾(著) 上野直彦(取材・原案協力)

新刊情報
最新刊 17巻
2019年06月28日

18巻は、2019年10月30日に発売(電子書籍)

アオアシ

Jユースを舞台にした、本格派サッカーマンガ!サッカーマンガの代表となりつつあると評判の作品!
技術は拙い主人公の青井葦人だが、サッカーへの情熱の高さと、もともとのポテンシャルによりメキメキと存在感を増してくる。
緻密なサッカーの戦術や魅力的な人物の描き方など、とにかく評価が高い。14巻時点での累計は200万部を突破!

みんなの好きなコマ

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アオアシの記事

青臭い青春なんてものはここにはない!『アオアシ』。 サッカー経験者がどハマりするのも納得な超リアル描写がアツい!

今まで数多くのサッカーマンガが名作と言われ、世に生まれた。読者であるわたしたちを毎週興奮させた数多くの名作サッカーマンガの多くは高校が舞台になっていることに気付いているだろうか。しかし『アオアシ』では主人公の青井葦人(あおいあしと)がクラブチームのジュニアユースにスカウトされるところから物語は始まる。プロになる為だけが全てであるクラブチーム。だからこそ高校サッカーのような青春とは違う、一癖も二癖もある甘くない現実がそこにはある。本気でサッカーを打ち込んでいた人にこそ刺さるリアルな描写は「昔に戻ってサッカーをもう一度やり直したい!」という気持ちになるはず。高校サッカーとクラブチームで大きく違うのがサッカーをする目的だ。高校サッカーでは冬の選手権で優勝することが目的。一方、クラブチームではとにかくプロになることが目的である。そこに青春などはなく、生き残れないとプロにはなれないシビアな環境しかない。プロになるために仲間意識を捨てエゴの塊の選手もいれば、優しすぎて自分の主張が出来ずチームを去っていく選手もいる。そんな厳しい世界で切磋琢磨していく少年たちに心打たれること間違いなし。「人間とは考える葦である」作中に出てくるこの言葉は考えることの大切さを説いている。サッカーは野球などと違い常にプレーが途切れることはない。つまり試合中は常に自分で頭を使い、その瞬時に最高のプレイを選択しないといけない。そして主人公である青井葦人はまさにそれを体現し、テクニックの無さを頭でカバーすることでクラブチームの中で急成長していく。またそれを支えるコーチ陣のコーチングも素晴らしい。決して答えを教えずに自ら答えを出せるように導いていくのだ。しっかりと主人公の成長過程が描かれているので、サッカー経験者なら同じ体験に対して共感するポイントがたくさんある。サッカー漫画の主役といえばフォワードやトップ下が主流だが、この漫画では主人公がフォワードからサイドバックに転向する。フォワードとは点を取ることが役割のポジションで、一番前のポジションである。それとは逆にサイドバックはサイドを守ることが役割のポジションなのだ。全く違う役割のポジションへの転向に、読者も「そんなバカな!」と声を出してしまうだろう。しかしそこに納得の理由があり、むしろサイドバックに転向してからの方がマンガはドンドン面白い方向に進んでいく。サッカーは頭を使うスポーツである。常に自分で考え行動しないと試合では活躍できない。サッカー経験者からすると当たり前のことだが、『アオアシ』を読むとさらに深く身に沁みる。現在サッカーをしている人にとっては最高の教科書に!元サッカー経験者からすると「昔に戻ってサッカーをやり直したい!」と思わせくれる作品です。今一番サッカー経験者に読んで欲しい漫画と言えるでしょう!

「ティーチング」と「コーチング」。『アオアシ』に学ぶ「育成」を成功させる2つの指導方法

最近すごく面白いサッカーマンガが増えているなと感じています。なかでも個人的に一番はまっているのがJリーグのユースチームを舞台とした『アオアシ』です。主人公の挫折と成長、迫力ある試合のシーン、魅力的なキャラ…面白い要素を兼ね備えている最高のサッカーマンガですが、読んでいると「これはビジネスでも役立つな…」と思うことが多くあります。というのも、この『アオアシ』では「育成」が大きなテーマになっているからです。なので後輩や部下の教育に携わるビジネスパーソンに特にオススメです!この『アオアシ』に登場する指導者は、「ティーチング」と「コーチング」という2つの指導方法をとても上手に使い分けています。そこが凄く勉強になるな…と思ったので紹介したいと思います。主人公の青井 葦人(あおい あしと)は愛媛県の弱小中学サッカー部出身のFW。足元の技術はイマイチですが、独特の嗅覚と視野の広さをユースチームの監督である福田達也に見いだされ、セレクション(入団試験)に挑んでいく、というストーリーです。『アオアシ』はサッカーマンガでは珍しいJリーグのユースチームが舞台となっています。なので、ただ単に「勝つ」という目的だけでなく、チームとして選手をプロに「育成」するということが一つの大きなテーマになっています。勝利のためにすべてを投げうってプレーすべきか、それとも将来を見据えて冷静なプレーをすべきか…といった具合に選手も指導者も様々なことを「考え」ながら試合や練習に臨むというところが『アオアシ』の大きな特徴です。(ヒロインの「花」控えめに言って天使。なのに葦人にぞんざいに扱われることが多くて不憫…)『アオアシ』がテーマとする育成ですが、ビジネスの現場では悩みとなっているケースが多いのではないでしょうか。筆者もそこですごく悩んでいた時期がありました。失敗をさせないためにこと細かに指示をし過ぎて、チームのメンバーが窮屈に感じているのではないかと。そんな時にこの『アオアシ』を読んで「ああ、なるほど…」とヒントを得ることができました。それが次に紹介する「ティーチング」と「コーチング」の使い分け方です。育成のための指導方法としては、大きく分けて「ティーチング」と「コーチング」の二つがあります。『アオアシ』ではユースの福田監督と望コーチが指導方針で話し合う先ほどのシーンですごく分かりやすく説明されています。『アオアシ』のこのシーンでは、「コーチング」だけで選手を導くことが理想であると示されます。実際に試合に臨みプレーするのは選手であるため、自分たちだけで解決する力を付けるためには、答えを教え過ぎることはかえってマイナスになる可能性があるからです。さらにこのシーンでは、あえて答えを教えずに、問いかけを行うことで自分で答えを掴ませようとしています。そして、最高なのがこのシーン。これは「コーチング」を端的に表す金言として胸に刻みたいです。特に選手が迷いながらプレーしている時、適切なタイミングで、適切なレベルで指示するということが指導者には求められます。普段は「コーチング」を重視する望コーチですが、このシーンでは勝利と育成のバランスを図りながら「ティーチング」も駆使していきます。これは本当にビジネスにおいても一緒だなと…。『アオアシ』を読むと、改めて指導者という立場は難しいなと思わされます。それでも、このシーン指導者も未熟であることを自覚して一緒に成長していくべきなんだと気づかされます。この関係性もすごく良いですよね!この二人を参考に今後の育成に活かしていきたいなと…もちろんサッカーマンガとしても最高とここまでビジネスパーソンに向けての「育成」の教科書として『アオアシ』を紹介しましたが、もちろんサッカーマンガとしても最高の作品です!特に福田監督が葦人にある通告を行うシーンがあるのですが、そこが本当に予想外でした…ネタバレになるので多くは語りませんが、サッカーマンガの常識を覆すレベルで衝撃を受けたので、ぜひ興味があればお読み下さい。『アオアシ』、ビジネスパーソン必読+サッカーファン必読=全人類半分以上が必読のマンガです!

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このマンガを読んだ人におすすめ!最高必読のオススメマンガ

BLUE GIANT

サッカーではなくジャズを題材とした漫画。しかし、近年の中でも最も面白い漫画の1つであり、主人公「宮本大」が、プロサックスプレーヤーに感銘を受ける作品です。

BE BLUES!~青になれ~

同じくサッカー漫画。理論派×王道×激アツ。アオアシと並ぶ面白さです。ユースのアオアシと高校サッカーのBE BLUES!を対比させながら読んでも面白い!

GIANT KILLING

GIANT Killing=実力的や戦力的に弱い側か大きい側を倒す、特にマンガという表現においてこんなに楽しくて痛快なテーマは無いでしょう。