ヒストリエ

岩明均 / 著

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「よくもだましたアアアア!!」の元ネタは?

インターネットでは、「よくもだましたアアアア!!」「だましてくれたなアアアアア!!」という表現がよく使われます。

特に、5ch(旧2ちゃんねる)などで、「この画像がおもしろいよ」などとURLが貼ってあったときに、見に行ってみたら全然違った・・・みたいなときに使われます。

よくもだましたアアアア!!の元ネタは?

ヒストリエ

この元ネタは、『寄生獣』などの名作で有名な、岩明均先生の『ヒストリエ』です。主人公のエウメネスは名家のおぼっちゃんだったのですが陰謀により、奴隷の身に落とされてしまいます。そして、奴隷としての買い手がついて、家を出る時に、発した言葉です。

『ヒストリエ』の3巻でのセリフです。前半の山場とも言えるシーンで、このコマだけでなく、何ページに渡っての悲痛な叫びが続きます。

・・・・・・だました・・・・・・ だました・・・・・・今まで・・・・・・ぼくを・・・・・・ぼくを・・・・・・よく・・・・・・も よくもぼくを・・・・・ よくもぼくをォ!!だましたなァ!! よくも今まで!! ずっと今まで!! よくもよくもぼくをォ!! なんであんな・・・・・・あんなに・・・・・・ よくもだましたアアアア!! だましてくれたなアアアアア!!

引用元:ヒストリエ3巻

ちなみに、よく「よくもだましたなアアアア!」と書かれることがありますが「よくもだましたアアアア!!」が正しい表記です。「な」は入りません。

ヒストリエの魅力は?

ヒストリエは、アレキサンダー大王の書記官だったエウメネスが主人公です。紀元前4世紀あたりのギリシャあたりが舞台で、アリストテレスなども出てきます。

岩明均先生が、デビュー前から温めてたと言われる超大作で、ひょうひょうとしつつも頭が抜群にキレるエウメネスや、ネットでも話題になる秀逸なセリフ、そして、今後、アレキサンダー大王による大帝国がつくられていくさまが描かれるはずで、ぜひともチェックしておいてもらいたい名作です。

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