2021年夏、待ちに待ったスポーツの祭典が遂に開催！涙、感動、様々なドラマ…スポーツはわたしたちの心をいつも揺さぶってきました。
そして筆者がフォーカスしたいこの夏のスポーツは、サッカー！
2021年、夏。なんだか無性にサッカー熱が高まって仕方がないのはきっと筆者だけはないでしょう。
本記事では2021年7月15日に発表された「2021年夏スポーツを100倍楽しむマンガ100選」に選書された作品を中心に、アルのライターがこの夏オススメのスポーツマンガをご紹介させていただきます❗️
今回のスポーツマンガ特集ではサッカーをテーマに、ピッチに放たれる選手と同じ数11をキーワードに魂に訴えかけるサッカーマンガ11作品を厳選しました！
⚽️目次〜好きな作品まで一気にジャンプできます⚽️
⚽️『キャプテン翼』
⚽️『GIANT KILLING』
⚽️『アオアシ』
⚽️『シュート』
⚽️『ブルーロック』
⚽️『BE BLUES！～青になれ～』
⚽️『蒼のアインツ』
⚽️『ブクロキックス』
⚽️『DAYS』
⚽️『フットボールネーション』
⚽️『1/11 じゅういちぶんのいち』
1981年の連載開始からサッカーマンガの象徴的存在として、第一線を駆け抜けてきたサッカーマンガです。
サッカーが大好きな主人公大空翼（おおぞらつばさ）が強大なライバル達とぶつかり合う中で、日本から世界の舞台へと戦いのフィールドを移していきます。
最新作の『キャプテン翼ライジングサン』ではスペイン・マドリッドを舞台に五輪代表として活躍する選手達の活躍が描かれます。
日本国内のみならず、世界中のサッカー少年達に夢を与え続けてきた作品であり、日本サッカーの躍進の歴史のきっかけとも言える作品です。
さらに2ヶ月に1度偶数月に刊行される丸ごと一冊『キャプテン翼』づくしの「キャプテン翼マガジン」も大好評刊行中です。現在進行形の『キャプテン翼』を味わい尽くしたい方にオススメの一冊です！
元日本代表にして将来を嘱望されながらも試合中の怪我で若くして引退した元プロサッカー選手達海猛（たつみ・たけし）。監督として再びサッカー界に戻ってきた達海がプロリーグ1部の弱小チームを率いてジャイアントキリングを巻き起こす物語です。
サッカーマンガとしての面白さはもちろんチームマネジメントについても考えさせられる作品です。監督と選手の相互理解が進み、個々の特性が発揮されることでチームが劇的な躍進を遂げる様が作中では描かれています。
そしてそれまで平凡の域を得なかった選手が突如覚醒する瞬間。スポーツの醍醐味が凝縮された展開がそこにはあります。
おらが町のチームが強くなっていく様を、監督の視点から、選手の視点から、そしてサポーターの視点からも感じられるのです。タイトルの通り弱いチームが強いチームをやっつける、その爽快感を体感できる作品です。
愛媛県に住むサッカー大好きの中学生青井葦人（あおいアシト）がJリーグの強豪、東京シティエスペリオンユースのセレクションに合格しプロを目指して厳しい競争を戦い抜く、Jリーグユースを舞台にしたサッカーマンガです。
プロサッカー選手。ただその目標に向かって突き進むチームの中で、葦人が何度も挫折し、その中で自分に何ができるかを考え抜いて、加速度的に成長していくのです。
作中に登場するユースチーム監督福田達也（ふくだたつや）をはじめ教育者側の刺さるセリフにも注目していただきたい、10代の選手達の成長も挫折も丁寧に表現された、プロの手前で戦う選手達の息遣いを感じてください。
掛川高校サッカー部を創設した伝説の選手である久保嘉晴（くぼよしはる）に憧れて入部を決めた田仲俊彦（たなかとしひこ）。
共に中学時代に掛西中トリオと呼ばれていた天才ドリブラー平松和広と、ガッツ溢れるゴールキーパー白石健二が加入し、高校サッカー界に旋風を巻き起こします。
伝説のプレーヤー、久保嘉晴の奇跡の11人抜きを始め、後世に語り継がれる程の数々の伝説を生んだ、高校サッカーの魅力がふんだんに詰まった物語です。
最強のストライカーを育成する為だけに作られた要塞、青い監獄（ブルーロック）。全国から選りすぐりの選手達の中からたった1人のストライカーを生み出す為の闘いが始まります。
今の日本代表に足りていないのはたった1人のエゴイスト。どんな場面でも己の欲に従い、ゴールを奪い取れる人材が求められているのです。
生き残りをかけて闘う選手達の個性と価値観がぶつかり合う姿は壮観です。
協調性と規律を求めていたそれまでの価値観からはかけ離れた全く新しい闘いがここにあります。新世代のサバイバルレースをその目に焼き付けましょう。
日本代表を夢見るサッカー少年一条龍（いちじょうりゅう）。幼い頃から将来の目標を計画に落とし、18歳でA代表入りまでを果たすプランをやり遂げようとする龍。順風満帆に見えたそのサッカー人生に、ある日突如不幸が訪れます。
チームメイトを庇おうとして階段から転げ落ち、サッカーはおろか日常生活に戻れるかどうかという程の大怪我を負ってしまいます。
『BE BLUES! 〜青になれ〜』の44巻、
書影が出ました！龍と優人です。
本編も、この2人にまつわる感動的な回が…
7月16日ごろ発売です！
よろしくお願いします🤲https://t.co/fYnGAiqbgJ#少年サンデー #BEBLUES pic.twitter.com/p3u0lRT2a9— どうもと｜少年サンデー編集部 (@Domoto_Sunday) June 21, 2021
自分の夢が儚く散りかけた瞬間。誰もが絶望を抱きそうなその場面で、龍は助けたチームメイトの精神状態を想い気にかけます。
壮絶な状況に追い込まれながら、ここまで相手のことを思いやれるのかと、そんな龍の姿に心の強さを感じます。
絶対に諦めない気持ちを持って懸命にリハビリに挑みついにピッチに戻ってきた龍。
今できる自分の全力でピッチ上で戦い抜くその勇姿を作品から体感してください。
プロ3年目、若干20歳のゴールキーパー神谷蒼（かみやあおい）が日本代表の正GKを目指し奮闘する物語です。
ピッチ上でただ1人手が使える異質なポジション。日本では決して人気があるとは言えないゴールキーパーを主人公に据えた異色のサッカーマンガです。
『蒼のアインツ』2巻にも載せた身長対比表です。
ＧK主人公なのと、海外が舞台なのもあってみんな身長高めですね。
ただプロバスケだと、180後半でも「小柄」っていわれちゃうんですよね。
競技による違いって面白いです。 pic.twitter.com/OhlWCENlsu— 中村尚儁@『蒼のアインツ』コミックス６巻５月発売 (@D7sBz1ho9hM30S4) June 7, 2021
ドイツ語で1番を意味するアインツという言葉の通り、1番を目指して異国の地で奮闘する蒼の姿には今、何者かになろうともがいている全ての人達の背中を押してくれるだけの力があります。
孤独だけど、1人じゃない。読者の心をも強くしてくれるような力がこの作品にはあります。
盲目の選手が行うパラスポーツブラインドサッカーを題材にした作品。
整体院で働く盲目の青年、小山田（おやまだ）がブラインドサッカーチームのメンバー探しをしている日韓ハーフの少女と出会うところから物語が展開していきます。
本日『ブクロキックス』第4巻発売日です！
小山田のワンマンだったチームが成長して、強敵とぶつかるのがめちゃ熱いです。
宜しくお願い致します！ pic.twitter.com/Rsp87zVuxk— 山中/漫画編集@『テンカイチ』第1巻重版！ (@ComicYamanaka) May 7, 2021
どうやらかなりの実力者であるらしい小山田ですがそのプレーレベルの程はぜひ本作を手に取って体感していただきたいです。
普段あまり目にすることのないスポーツ、ブラインドサッカーの魅力がこれでもか！と詰まった作品です。選手達の驚きのプレーに心が躍る作品です。
気弱で取り立ててなんの取り柄もない主人公柄本つくし（つかもとつくし）がある日、イケメンで超絶テクニックを誇る同級生、風間陣（かざまじん）に誘われてフットサルの試合に参加するところから物語は動き出します。
今まで味わったことのない気持ち。どこまでも走っていけそうな感覚を胸に、素人ながらサッカー部に入ることを決意するつくし。しかし彼が扉を開いたのはサッカーの名門聖蹟高校サッカー部だったのです。
全くの未経験者が練習についていける訳もなく、つくしは当初チームメイトからもお荷物扱いされます。それでも、つくしはチームの皆と同じ方向を向いて戦いたい、同じ夢に向かう一員になりたい。そんなつくしの強い想いに、次第にチームメイトは心を動かされていきます。
技術よりも何よりも、大切なことは諦めずに前に向かっていく心そのものなのだと教えてくれるのです。
脚のきれいな選手求むー。東京都社会人リーグ3部に属するチーム、東京クルセイドのセレクションの告知文に書かれていたのはまるでモデル募集のようなコピーでした。
日本がフットボールネーション、いわゆるサッカー先進国になるためにフィジカルとセンスに溢れた集団を作る目的で設立されたチームで国立優勝を目指すところから物語は始まります。
#FOOTBRAIN で紹介された#フットボールネーション、
試し読みはこちらから！https://t.co/YYw2g9TYpb pic.twitter.com/hjltpjGR7v— スペ高橋 (@jimitankun) May 22, 2021
作中で語られる理論はこれまでのサッカーマンガと一線を画すと言って良いほどに卓越されています。
走る際に使う筋肉の日本人と欧州トッププレーヤーとの違い等、サッカー通も唸る描写が満載です。もう一段サッカーの深みにハマりたい方にオススメです。
中学でサッカー部に所属している安藤ソラは若干15歳で女子日本代表に選ばれ、アメリカリーグへの移籍も決まっている天才若宮四季（わかみやしき）と偶然出会います。
【ソラを巡る物語が、幕を閉じる――。】コミックス『1/11 じゅういちぶんのいち』完結第9巻、絶賛発売中！中村尚儁先生が自ら執筆した、完全書きおろしの小説版『1/11 じゅういちぶんのいち 行く春』もオススメです!! pic.twitter.com/l7mJu6dv6I— ＪＵＭＰ ｊ ＢＯＯＫＳ編集部 (@JUMP_j_BOOKS) July 17, 2014
若宮に自分のプレーを褒められ諦めなければいつかプロにだってなれると言われるも、才能のある人間に凡人の気持ちなどわからないと突っぱねてしまうソラ。
何故か苦しそうにプレーをするソラに、サッカーは1人でやるものではないと若宮は声をかけます。
ソラが人生観を変えられる程の出逢いに触れ、サッカーを媒介に様々な人と関わっていく様が描かれます。登場人物達の心ゆさぶられる瞬間を切り取った珠玉の物語世界に触れてみてください。
サッカーは、心を繋ぐ物語
この夏オススメの珠玉のサッカーマンガをご紹介させていただく中で感じたことはサッカーとは人の心を繋ぐスポーツなのだということです。
サッカーを通じて、技術だけでなく心も成長していくキャラクター達に大切なモノを教えて貰える作品ばかりです。世界中で愛されているスポーツである所以を垣間見た想いですね！
熱気溢れたフィールドはアナタが足を踏み入れてくれるその瞬間を今か今かと待ち侘びています。世界で1番熱い場所に辿り着きましょう！
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スポーツマンガを味わい尽くそう！
今回ご紹介させて頂いたスポーツマンガには一般社団法人マンガナイト主催のスポーツマンガ100選企画に選出された作品もご紹介されています。どんな作品が選ばれているか詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね⚾️⚽️🏐🎾🏀🏈🥊🏃♀️🤾♀️🏓🚴♂️🏸🏌️♀️
本記事は、競技ジャンル別にアルライターオススメのスポーツマンガ作品をご紹介する「2021年夏のスポーツマンガ特集」の一本として掲載されています。熱量が世界レベルの素晴らしきスポーツマンガの魅力を味わい尽くしましょう！
