『王様達のヴァイキング』『重版出来!』など担当の小学館・山内さんにWeb時代のマンガ編集論を聞く

インターネットやSNSの時代に、どういった作品を描けばいいのか分からない

しばしばマンガ家さんがこぼす悩みです。スマホがあればYouTubeでいつでも映像コンテンツを観れるし、ゲームアプリで暇つぶしもできる。あらゆるコンテンツが溢れ返り、エンタメ企業が人々の可処分時間を奪い合う中、「人気を博すマンガの条件にも変化が訪れているのではないか」と、作り手も頭を悩ませています。

連載「Web時代のマンガ家の生存戦略」では、これまでマンガ業界の最前線で働く人たちに取材してきました。第4弾は『重版出来!』や『王様達のヴァイキング』などのヒット作を生み出してこられた、ビッグコミックスピリッツ編集部の山内菜緒子さんにお話を伺います。

『王様達のヴァイキング』の制作の際には、作中でキャラクターが住む家を有名建築家とともに設計したり、Googleのエンジニアにチームへ加わってもらったりと、リアリティを追求する山内さん。その裏には、「愛されるキャラクターづくり」を何よりも大切にする想いがありました。

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リアルの理屈を当てはめれば、キャラクターは魅力的になる

ーー本日はよろしくお願いします。山内さんが担当された『王様達のヴァイキング』の単行本に載っている制作エピソードを読んでいると、リアリティを追求されている点が気になりました。これは、制作において大切にされているポイントなのでしょうか。

山内:単純に、知らない世界の方々に取材をすることが大好きなんです。さまざまな職業の方のエピソードをお聞きし、それぞれの楽しさや醍醐味について知っていくと、作家さんがキャラクターをつくるお手伝いもできます。

リアルな描写だけが正解ではありませんが、現実を生きる人たちの言葉には必ず理屈があり、それを落とし込んだキャラクターは魅力的になります。反対に、しっかり調べないまま設定を決めてしまうのは、何だかそのキャラクターに申し訳ない気持ちが湧いてきてしまうんです。

ーー取材がお好きとのことですが、何か印象に残っているエピソードなどありますか?

山内菜緒子さん:株式会社小学館 「ビッグコミックスピリッツ」編集部。『重版出来!』、『王様達のヴァイキング』、『おやすみカラスまた来てね。』、『辺獄のシュヴェスタ』、『バトルグラウンドワーカーズ』、『プラネットガール』『こころのナース夜野さん』等を担当。

山内菜緒子さん:株式会社小学館 「ビッグコミックスピリッツ」編集部。『重版出来!』、『王様達のヴァイキング』、『おやすみカラスまた来てね。』、『辺獄のシュヴェスタ』、『バトルグラウンドワーカーズ』、『プラネットガール』『こころのナース夜野さん』等を担当。

山内:『王様達のヴァイキング』の連載準備のとき、さだやす先生と3ヶ月ほどプログラミング教室に通ったことでしょうか。

ーーえっ、山内さんもプログラミング教室に通われていたんですか!

山内:はい。毎週教わっても、私はまったく理解できなかったんですけど(笑)。プログラミングを学ぶためというより、その世界の楽しさを知るために教室に通っていました。実際に見えてくるものはありましたし、読者の方々の目線を知る意味でも、簡単には理解できない仕事なのだと知れてよかったです。

ーーなるほど。山内さんがどのように制作に向き合われているのかをお聞きするために、『王様達のヴァイキング』の連載が立ち上がった経緯をお話しいただきたいです。

山内:始まりは「変な天才のバディが活躍する物語が読みたい」とさだやす先生にお話ししたことです。作家さんには描きたいテーマがご自身の中にある方もいれば、編集者と一緒に考えたい方もいらっしゃいます。さだやす先生は後者のタイプで、「どんなマンガが読みたいですか」と相談を受けました。

さだやす先生は「小学館 新人コミック大賞」で入選された後、数本の読み切りを描かれていて、いずれの作品も変わり者な二人の物語だったことが印象的でした。なので、私は連載でもそれが読みたいとお伝えしたんです。

ーーたしかに是枝と坂井は、ちょっと変な二人組ですね。天才エンジニアとエンジェル投資家(※)のコンビという設定は、他のマンガではあまり見かけませんが、どのように生まれたのでしょうか。

※エンジェル投資家については以下の記事で詳しく説明されているので、あわせて読んでいただくと良いかもしれません。

山内:当時、たまたま観た『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、Googleの方が特集されていたんです。エンジニアの方々がユーモア溢れる格好だったり、変わった姿勢だったりでお仕事されている様子を観て、「IT系の人たちをテーマにすると面白いかもしれない」と思いました。さだやす先生にご提案したら、「それで行こう」と。

ーーGoogleから発想を得られたんですね。

山内:けれどGoogleに取材を依頼しようと思ったら、難しいとのことで。社内の人間から何とかIT企業の人とつながれないかと探していたら、当時エンジェル投資家をされていた小澤隆生さんと知り合えました

ーー小澤さんは坂井のモデルになった方ですよね。現在はヤフーで執行役員をされており、IT業界ではとても有名な方です。そんな小澤さんといきなり知り合えるなんて、ラッキーですね…!

山内:本当に幸運でした。小澤さんはすごくマンガ好き、かつ、ぶっ飛んだ方なのですが、「面白そうだから」とご協力いただけることになりました。それから、小澤さんのオフィスに居候していたベンチャー企業の方達が働く様子をさだやす先生と一緒に観察させていただいたり、ピクシブ創業者の片桐孝憲さんなどのIT業界の方々とお会いしたりしました。

ーー坂井が消費者金融の借金取りに追われるエピソードは、片桐さんの実体験を参考にしているそうですね。

王様達のヴァイキング

山内:坂井というキャラクターは、さだやす先生が小澤さんの強烈なキャラクターを吸収しつつ、複数の方々のエピソードも重ね合わせて生まれたんです。片桐さんとは、Webサービスを作っていらっしゃる方々大勢で夕飯をご一緒したんですけど、仕事の話に夢中になりすぎて、ご飯にまったく手をつけずに話し続けてらっしゃいました。

めちゃくちゃ熱く話される様子がとても印象的で、ピクシブ創業時のヒリヒリした借金取りエピソードをお借りしました。小澤さんや片桐さんだけでなく、Web業界の方々は仕事への愛情がほとばしっている方々ばかりで、そういったエピソードをさだやす先生にお話しするうち、どんどん色々なキャラクターができていきました。

エンジニアと建築家の力を借り、キャラクターの性格を掘り下げた

ーーIT業界の方達に聞いたエピソードを分解し、複数のキャラクターに当てはめていかれたんですね。

山内:それから単行本1巻分のネームができ、小澤さんに読んでもらったんですが、「本当にこの展開でいいのか」と言われてしまいました。実は『王様達のヴァイキング』はもともと、FacebookのようなWebサービスをつくる少年の物語だったんです。

当時、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグの映画『ソーシャル・ネットワーク』が公開されていたりしました。小澤さんは私たちに「マンガという媒体で、Webサービスで成功する物語をつくる意義はあるのか」と問いかけられました。「起業して大金持ちになるゴール、読みたいのかなぁ?」と。

ーー大変な状況ですね。小澤さんの意見はたしかに的を射ている一方、すでに1巻分のネームはできてしまっているわけで。

山内:そのとき小澤さんは、20代で起業された際、本当に良いものができるまで何度もサービスをつくり直した話をしてくださいました。とはいえ、おっしゃる通りすでにネームはできてしまっています。

その打ち合わせ後、さだやす先生が「少し散歩してきます」と…。六本木で私は一人、さだやす先生を待ちながら「新人作家さんの初連載だし、ショックを受けてないだろうか」とすごく悩んだのですが、30分ほどして戻ってきたさだやす先生は「描き直します」とおっしゃいました。

そこから、クラッカーの少年がサイバーセキュリティに挑む物語へ方向転換したんです。しかし、初めて週刊連載される作家さんが、サイバー犯罪の様子をリアルに描くのは難しい。そこで、小説家・脚本家の深見真さんにストーリー協力をお願いしました。

ーー深見さんはアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の脚本などを手がけられている方ですよね。どういった経緯で協力いただけるようになったのでしょうか。

山内:アニメ業界で働く友人づてで深見さんを紹介してもらったんです。協力をお願いすると、快諾くださいました。さらに、深見さんからGoogleでエンジニアをされているmayahさんとHayatoさんを紹介いただけたんです。

ーーおぉ、それでGoogleの方達の力を借りられるようになったんですね。

山内:彼らの協力のおかげで、作中では技術関連のリアルな描写が実現できました。出てくるコード画面は、キャラクターに合わせてお二人に書いていただいています。

王様達のヴァイキング

山内:新章が始まるときは毎回4人で小学館の会議室にこもり、いいアイデアが出るまで打ち合わせを続けました。さだやす先生がキャラクターをどう描きたいか?の希望に対して、「こういう事件が起きると面白い」という深見さんのアイデアをいただき、エンジニアの2人が「じゃあ主人公たちや犯人にこういう技術を使わせよう」と提案してくださるんです。

さらに、建築家の方にもご協力いただき、作中で坂井たちが住むビルの設計をつくり込んでもらったりもしました。

王様達のヴァイキング

ーー有名な建築家の谷尻誠さんが設計されたんですよね。これも単行本に書かれていて、読んだときは驚きました。本当に豪華な協力者ばかりですね。

山内:本当にありがたい限りです。谷尻さんは既知の方だったので、図々しくも協力をお願いしました。さだやす先生がビルの持ち主である坂井がどんな人物なのか伝え、谷尻さんがいつもお客様の家を設計するのと同じように提案してもらいました。

ーー作中で登場するビルが、通常の建築物と同じ流れでつくり込まれているのは面白いですね。

山内:実はこの流れを挟んだことで、設定の土台ができる作用もありました。谷尻さんは坂井のためのビルをつくるために、「坂井はどんな趣味を持っていますか」とか「どんな部屋があると喜びそうですか」と聞いてくれるわけです。

すると、坂井の設定で考え切れていなかった部分があぶり出されるんです。さらに是枝をはじめ、坂井のビルに住む投資先企業のメンバーたちの部屋をつくり込んでいくうち、それぞれのキャラクターの設定も掘り下げられていきました。

ーーキャラクターが生活する拠点にリアリティを持たせることが、それぞれの設定をつくり込むきっかけになったと。

山内:さだやす先生と私にはとにかく斬新な作品をつくりたい想いがあり、色々な世界の専門家の方々がそれぞれ楽しんで、設定にご協力してくださいました。その結果、副作用的に物語の深みが増したんです。

すべての出来事が物語の種になる

ーー他に担当されている先生方と作品をつくるときも同じように、リアリティを生むためのプロセスをたどることが多いのでしょうか。

山内:作家さんによりますね。私は編集者なので取材を大切にしていますが、想像だけで描くほうがうまくいく作家さんもいらっしゃいます。でも、取材というと質問を用意してお話しするイメージを持たれるかもしれませんが、一緒にご飯を食べるだけでも立派な取材です。

ーーというと?

山内:たとえば『重版出来!』の主人公・黒沢心のモデルになったのは、私がよくお世話になっていたマッサージ店の施術師さんです。その方は柔道の強化指定選手だった経験をお持ちで、マンガも大好きとお聞きしたので松田奈緒子先生とのご飯にお誘いしたんです。

山内:すごい笑顔で「美味しい!」と何度も言いながらご飯を食べる方で、松田先生は2時間くらいその方と接しただけで「主人公のイメージが固まった」とおっしゃっていました。モデルといってもマンガはドキュメンタリーではないので、作家さんたちが実在の方から受け取った感動や驚きを核心として、キャラクターを積み上げていく形ですね。

ーー具体的な質疑応答だけでなく、相手の所作から感じ取れる人柄もマンガづくりに活きる素材になるわけですね。

山内:身の回りで起こるすべての出来事が、物語の種になります。たとえば、ゆうきまさみ先生はあんなにリアルな物語を描かれますが、私が担当した10年以上の間、ほとんど取材はしませんでした。

その代わり、『機動警察パトレイバー』の企画時からお付き合いがあるアニメ業界のご友人や、『鉄腕バーディー』のアニメでお世話になった方々とよく集まって世間話をしているときに、アイデアが生まれていました。

あと、いくえみ綾先生は一緒にバーにいるときのお店の方や他のお客さんのお話をよく覚えていらして、その空気感がマンガに活きていたりします。魅力的なキャラクターを生み出すため、作家さんたちは日々、無意識に取材をなさっていると思います。

ーーやり方は人それぞれですが、普段の出来事からネタを探されているんですね。

山内:とはいえ、作家さんが拾ってきた素材から描きたいものを何となくイメージできていても、具体的な絵や言葉に落とし込まれていないことはよくあります。彫刻になる前の、大きな石の塊のような状態というか。それは連載が始まって、すでにキャラクターが動き出した後でもです。

そのまま放っておくと、物語の設定に合わせてそれぞれのキャラクターに似つかわしくない行動をさせてしまいそうになったりします。そういうときは、作家さんの話し相手になり、一緒にキャラクターの輪郭をはっきりさせていきます。

「こういう考え方をする人でしたっけ?」、「小さい頃はどんな生活をしていたのかな」、「じゃあこういう性格だよね」、「だったらこういう行動は取らないんじゃないかな」といった風にお話ししていくんです。

ーーまるで共通の知人のことのように話されるんですね。

山内:はい、キャラクターを架空で取材している感じです。作家さんが一人で物語を考え続けていると、どうしてもキャラクターに歪みができてしまうこともあります。その軌道修正をする中で、読者さんに響きそうなポイントも見つかるので、そこから物語の方向性をまた探っていきます。

とはいえ、作家さんが本来伝えたかった物語の軸からブレてはいけないので。色々な要素を重ね合わせていき、一つの像をつくっていくんです。

制作過程をSNSで伝えることも、立派なサービス

ーーインターネットやSNSが発達した時代ならではの作品のつくり方や伝え方についてもお聞きしたいです。過去の連載でお話を伺った編集者の方々は、SNSが大切なのは前提として、「今の時代だからこそ内容の面白さが肝心」とお話しされていました。山内さんはこの点、どのような意見をお持ちでしょうか?

山内:私も同意見です。インターネットやSNSがあるからといって、無理にそのフォーマットに合わせたマンガをつくる必要はないと考えています。愛されるキャラクターが登場する作品や、どうしても続きが気になってしまう作品が好まれるのは、いつの時代も変わらないはずです。

SNSはあくまでマンガの仕事に活かせる一つの手段であり、作品へのリアクションをいち早く得たり、世相を知るために使うのがいいんじゃないでしょうか。

ーーなるほど。色々な編集者さんが、連載を立ち上げる際に作家さんとSNSアカウントの立ち上げについてお話しされているそうですが、山内さんもされていますか?

山内:しますね。ただ、当然SNSが苦手な作家さんもいます。そういった作家さんの性格も含めて読者さんから愛してもらえるのが一番なんですが。ただ、やるのであれば作品アカウントを編集者が単独で運営するより、作家さんご自身のアカウントをつくるほうがいいかなと思っています。

物語が完結したら作品アカウントは止まってしまいますが、作家さんのアカウントであれば次回作についての発信を続けられるので。作家さんのことを長く応援してほしいんですよね。

ーーちなみに山内さんは、ご自身のTwitterアカウントでの発信も積極的ですよね。

山内:Twitterを頑張っているつもりはなく、思うままに発信しているだけなんですけどね。作家さんからお声がけいただく機会も生まれますし、読者さんと交流できるのもありがたいです。Twitterを経由して読者さんが制作を支えてくださることも多々あります。

たとえば『辺獄のシュヴェスタ』の制作のためにドイツの修道院へ取材に伺った際、その様子をツイートしたら、大学の先生がご連絡をくださったことがありました。その方はドイツの修道院について研究されていて、資料をご提供してくださったんです。

ーーマンガファンとしては、作家さんや編集者さんが制作の裏話をしてくれるだけで嬉しいですし、自分が力になれそうなら協力したくなる気持ちはよく分かります。

山内:制作過程をSNSで見てもらうことも含めてサービスだと言えますよね。つくり手はつい忘れてしまいがちですが、商業出版されている以上、マンガはあくまで商品です。いかに読者さんに楽しんでもらうかを日々考えなければいけないなと。

私は編集者だから「この作品は本当に面白い」と言い切れますが、作家さんからすれば自身の作品を宣伝するような発信は恥ずかしい。

ーー発信を恥ずかしがられる方が多いのでしょうか。

山内:宣伝のやり方に迷う作家さんは多いですね。けれど、そこに自意識は必要ないと伝えています。「すごく面白いマンガなのに、なぜ知られないんだろう」と悔しい思いをすることも少なくありませんし、作品を知ってもらう機会をつくるのは本当に大切です。

10年前は書店で作品を知ってもらうのが当たり前でしたが、今はどういったルートで作品の人気に火が付くか分かりません。キャラクターの落書きでもいいし、喋り上手な人は動画を投稿してもいいかもしれません。

ーーTwitterを見ていると、マンガや絵だけでなく、そのメイキング動画を投稿されている方もよくいらっしゃいますよね。

山内:色々なやり方があるから、とにかくその方が得意なことをやればいいと思います。マンガを買ってもらい、しっかり読んでもらうのはすごくハードルの高いことです。私は子どもを産んでから、そういった考えが強まりました。

ーーというと?

山内:それまでは一日中マンガのことを考えている人生を送ってきたので、読者の方たちがどんな時間の使い方をされているのか、想像し切れていなかったんです。今は子どもを寝かしつけてから、深夜に少しだけ自分の趣味の時間ができます。

自分と同じ世代の人たちがエンタメに充てられる時間がこんなに少ないとは思いませんでした。そういった貴重な時間を使ってでも「読みたい」と思える作品でなければ、愛してもらえないんです。

たとえば連載であれば、読者の方は前回どういう風に話が終わったか覚えているとは限らないし、忘れてしまった人でもスムーズに読める導入をつくらないといけない。マンガを届けるうえで、そういった細かい気遣いを1コマずつ丁寧にやっていくことが大切だと思っています。

あとがき

「すべての出来事が物語の種になり、現実を生きる人の言葉を落とし込んだキャラクターは魅力的になる」と主張されていた山内さん。作家さんに共有するために、日々の感心した出来事をまとめるメモも持たれているのだとか。

担当作家さんの作品や、書店員さん宛のアンケート資料などをカバンいっぱいに持ってきて、取材に臨んでくださった山内さんは、人や作品へとても真摯に向き合われる方なのだと感じました。深見さんや小澤さんをはじめ、多くの方々が作品の制作に協力されたことにも、山内さんの誠実な人柄が大きく寄与したように思います。

同じように、読者の方々にも真摯に向き合われているからこそ、作家さんとともに多くの人に愛される作品を生み出せるのではないでしょうか。そんな感想を抱いたインタビューとなりました。

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