みなさん、働くのは好きですか!?
「何を言っているんだ!好きじゃないに決まっているだろ!」
「意識高いことを言い出すようなら、この記事を閉じるぞ!」
と思うアナタ!気持ち分かります。私も働くのは好きじゃないです。
でも、「仕事マンガなら好き」、という人は多いのではないでしょうか。
この記事では、色んな職業を描いたマンガを紹介していきます。
”良いもの”かつ”世間に注目されるもの”が求められる「編集者」
「企画」をひねりだし、「アポ」を取り付け、限られた時間で「取材」をして、期日に追われながら文章にしたあと、「校了」というゴールテープを切る。
このマンガ達を読めばもう、編集者を裏方とは思えなくなるでしょう...
『働きマン』
週刊誌の女性編集者が主人公。寝食を忘れ、ひたすら仕事に邁進します。このカッコよさ、まさにヒーロー!
ここまで思える仕事に出会えるって、すごく素敵なことじゃないですか!?
『重版出来!』
この漫画を読むまで、筆者は「じゅうはんしゅったい」という言葉を知りませんでした。読めば、いかにこの言葉が素晴らしいかが分かります!
漫画編集者が主人公です。登場する漫画家志望の人たちの心情も必読。
自分の作った本が、世の中に認められる瞬間!読んでいてもアドレナリンが大放出します。
『ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ』
編集長をはじめ、とにかく社員がみんなムキムキな編集部。だが屈強なのは体だけじゃない!タフなハートと戦略で、良書を次々と生み出すのです。
主人公である新人は、彼女達から編集者として大切なことを学びます。
天才が蠢く「マンガ家」の世界
いま世の中には、名作と呼ばれるマンガがひしめいていますよね。マンガ好きとしては、渦中にいるマンガ家の実情が気にならない訳もなく。
フィクションでありながら、切実な”実話感”が見どころです。
『アオイホノオ』
冒頭に死ぬほどでかい文字で「この物語はフィクションである。」と書いてあるのですが...虚実織り混ざった内容になっています。筆者は「庵野秀明」や「岡田斗司夫」という"キャラ"が好きです。
『かくしごと』
このマンガの表紙、すごく綺麗ですよね。筆者はこのマンガをジャケ買いしました。ページをめくると、内容はマンガ家という職業への鎮魂歌(レクイエム)でした。娘にマンガ家という職業を"かくす"主人公の物語。
クリエイティブ業界のアスリート集団、「広告代理店」
誰もが憧れる「広告代理店」。その華やかな響きとは裏腹に、業務は過酷。
その上、選ばれた人間しかいない中で、自分には何ができるかを突きつけられる仕事でもあります。
『サプリ』
絵があまりにも綺麗で、そして登場人物があまりにもさっぱりしていて、筆者が棺に入れたいほど大好きな作品です。
「サラリーマンていうのはね、死なないためのシステムなのよ」など、セリフが毎回名言です。
『左ききのエレン』
「天才」が主人公のマンガならどこか"他人事"として楽しめますが、このマンガの主人公は「天才ではない者」という、”こちら側”の人間なんです。だから、読んでいて図星というか、チクリチクリと言い当てられます。
それでも前に進むにはどうすればいいかというヒントが詰まっていて、実用書としても優秀すぎます。
ものすっごく共感したシーン。クリエイティブを求められる仕事でも、日々の業務に追われるのですよね。
アツいぞ「IT業界」!
ついに、マンガでもIT業界を描く時代がきました!
知識が全くない筆者でも、物語に感動しながら知識を得られました。
マンガって、道の領域を知るツールとしてもすごく優秀ですよね。
『王様達のヴァイキング』
ハッカーと、エンジェル投資家の物語。読む前は「あら、ちょっと難しいかしら...」と尻込みしていましたが、全くそんなことはありませんでした。むしろ、ぐいぐい引き込まれる物語展開で、知らない分野であることなど1ミリも感じませんでした。
うまく社会に溶け込めなくても、そうさせている自分の中の「突出した何か」が、どこかの分野では求められているのかもしれない...。"自分の使い道に気づいた"主人公を、応援せずにはいられません。
"今の"「ファッション業界」
ファッションと同じように、マンガもその時の世相によって内容が変わってきますよね。ましてや、「ファッション業界を描いたマンガ」ともなると、その差は顕著に!まずは「いま連載されているものを読む」が正解!
『ランウェイで笑って』
繊細な線で描かれているので「女性向けかな?」と思ってしまいそうですが、なんのなんの!男性でも絶対たのしめます。主人公は二人。ファッションモデルを目指している少女と、デザイナーを目指している少年の物語です。
シビアな世界を生き抜く主人公たちの言葉は、現実の私たちにも響きます。
知られざる仕事に光を当てる
「自分たちが普段目にしないから」という理由だけで"マイナー"とされている仕事ってありますよね。では、その仕事にスポットを当てた漫画を読んだだらどうでしょうか。きっと、自分の中では充分にメジャーになっているハズ!
『とろける鉄鋼所』
プラトホーム、橋、公園の遊具...街の中には、「溶接工」の仕事が溢れています!手袋をつけていても熱い鉄を持ち、「スパッタ(※)」で火傷をしながら、日々がんばっておられるのです。このマンガを読んだら、溶接の部分をしみじみ眺めているだけでも楽しくなりそう。
(※スパッタ:溶けた鉄が花火のように飛び散ったもの)
『ラジエーションハウス』
私たちが「お医者さん」と言われて思い浮かぶのは「内科医」や「外科医」といった、”診察室で直接向き合う先生”ですよね。でも、このマンガを読んだあとは、そんな意識は変わります。「医師免許を持つ」放射線技師が主人公で、すごくかっこいいです!
誰もが、自分の体の「経営者」
私たちには、体の中に膨大な数の社員(細胞)を抱えています。
その数、およそ37兆人(個)。「はたらく細胞」シリーズを読むと、自分の会社(体)が愛おしくなるハズ。
『はたらく細胞』
「酸素」という荷物を健気に運ぶ赤血球。雑菌をメッタ刺しにしてくれる(!)白血球。日々身体の中ではバトルが繰り広げられていることが分かります。細胞たちは、本当にはたらきもの!体、大切にしましょうね...
『はたらく細胞』では、細部の擬人化がすごく的確かつ魅力的なのです。
読むだけでその仕事が分かるって、すごい!
マンガを読む前は全く知らなかった分野でも、読んだあとにはすごく身近に感じられる。マンガというツールはすごいな、とつくづく関心します。
この記事をきっかけに、皆さんがまだ見ぬ仕事にスポットを当てたマンガとたくさん出会えますように!
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