巨大ロボット!好き!どの方向に転がっていくんだろう…?と1P1Pドキドキしながらページをめくっていく冒頭の宇宙SFモノ展開からのそう来たか感…!新しさと宇宙怪獣やユキオのデザインに漂う懐かしさが 絶妙なバランスで成り立っていてめちゃくちゃ面白い。まだまだどうなっていくか分からない今後の展開も楽しみ! スノウボールアース fLike icon 2
多くのマンガ家も影響を受けた作品としてあげる五十嵐大介先生の伝説的な作品。言葉と感覚、自己と他者、人間と自然、みたいなものの境界線や定義をグラグラさせられる感覚がざわざわして気持ちいい。認知や近くを揺さぶられる、ファンタジーであり、アートでもある作品。 魔女 fLike icon 0
アブダクションされ犬にされ地球侵略の先兵にされた(?)哲学者のサルトルさんがJKのマリオさんちにお世話になって哲学っぽいことを説きながら周囲を救ったりする(?)哲学日常コメディ。マリオさんのポーカーフェイスツッコミが最高なのと、なんだかんだハッとさせられるセリフも多くて、哲学を学びたくなる。あと幕間のサルトルさん豆知識好き。 JKさんちのサルトルさん fLike icon 1
マンションの屋上から落下する少年が階下の部屋を眺めながら思考をめぐらす走馬灯コメディ&ミステリー(?)。たった数秒間の出来事の中に少年の日常、過去、窓から見える友人たちの裏の顔がからみあい、真実が明らかになっていく展開がめちゃくちゃきれいにハマってて気持ちい。おもしろい! 5秒童話 fLike icon 0
ワープ技術で宇宙を渡れるようになった200年後の未来で、他惑星に存在する原生生物の調査や管理を行う人たちを描くテラフォーミングお仕事マンガ。みどりにはずっと甘くて青いままでいて欲しい気持ちもありつつ、行動や感情が生物の見た目に引っ張られていたり相手の考えに目が向かず視野が狭いところは後々おおきな問題を引き起こしそうな気も。「僕らは侵略者なんだ」(=地球から来たエイリアン)という深谷局長の言葉もしか... 地球から来たエイリアン fLike icon 0
性的マイノリティの一つであるアセクシャル(他者に対する性的欲求をもたない)をテーマにした物語。作中に登場する人物も現実世界でも、ほとんどの場合おそらく悪気ではなく無知と無思慮で他者を追いつめることがある。そして実は当事者も同じ理由で自身を追いつめてるのかもしれない。正解や完璧の無いテーマだけど、相手や自分を知ろうとすることだけは辞めないようにしようと思える作品です。複雑で難しいテーマですが、チカが... きみのせかいに恋はない fLike icon 1
菌類が生態系の頂点に君臨し人間の行動も感情も支配する管理社会で、豊かな感情を持ち異物として扱われる主人公ダンテが反逆の狼煙を挙げる。管理者がAIなどではなく生物、それも菌類であり、そして対抗手段が無機物の鉄(金属)という対比が面白い。資本主義や自由主義の限界も叫ばれライトな管理社会を望む声も出ている今だからこそ、社会や個人の生き方・幸せに切り込みそうなストーリーにワクワクすると同時にそれがどのよう... 菌と鉄 fLike icon 0
元SDN48大木亜希子さんの私小説がコミカライズ化。大木さんほどの落差は無くとも、社会経験を積み当たり障りのない処世術で日々を過ごす毎日の中で、ふと襲ってくる将来への不安で心が乱される経験は多くのアラサー世代が持っているはず。その場その場では明るく行動的に振る舞えてしまう器用さと、それが長期的には自分のためになっていない不器用さ、性別や年齢にさらされる環境への疲れたはずなのにそれを利用してしまう自... つんドル! 〜人生詰んだ元アイドルの事情〜 fLike icon 1
史実ベースの歴史物だけど、堅苦しさや難しさを一切感じさせずスピード感あるエンタメ作品に仕上がっててめちゃくちゃ面白い。普段の表情からの差分がものすごい顔芸や遠慮ないメタネタ、勢いのあるツッコミなど松井節満載な一方、細部まで描写された衣装や甲冑、武力と政治が複雑に絡み合った時代特有の空気など、新境地の舞台で今後どんな物語が展開していくかめちゃくちゃ楽しみ。 逃げ上手の若君 fLike icon 5
アイドルという特殊な存在の中で頂点を目指す少女たちの、魂をかけたバチバチのバトル。とにかく主人公の桜子がカッコいい。お嬢様学校での上品な笑顔も再びアイドルを目指した後の努力と覚悟も、色々なものを飲み込んだ上でただ我慢するでも諦めるでもなく強く振舞おうと決めて行動する姿勢に惚れるし、こうありたいなと思う。 その淑女は偶像となる fLike icon 0
家が燃えて住居を失ったカメラマンの片爪さんがなぜかドイツに移住するお話。海外生活あるあるや海外グルメ的な部分もありつつ、ヒトの知覚や認識、自己と他者などに関しても踏み込んでいて、それがアートの街であるベルリンを舞台に描かれているというのがまた良い。ちなみに英語圏以外の役所系は現地語が離せない場合、運が悪いとマジで地獄です。 思えば遠くにオブスクラ 上 fLike icon 0
中国の古典をベースにした人と竜のボーイ・ミーツ・ガール。古代中国の幻想怪的な舞台にド直球ド鉄板なラブストーリーが心地よい。何よりヒロインであり竜の娘の靈珠(れいじゅ)さんがカワイイ。安心して癒されたい王道ラブストーリー+ファンタジーを求めている人におすすめ。 竜王の娘 中国幻想選 fLike icon 0
家賃の支払いに苦労するしがない作家と、家賃を取り立てに来る女子高生大家さんの歳の差恋愛劇。少しだけSF要素もあり、未来の幸せは(たぶん)約束されてる。 つり眉がちになっちゃう主人公の紫ちゃんがかわいいのと、上の階に住む英(はなぶさ)さんが良いキャラしてて最高。 先生、今月どうですか fLike icon 1
心にちくっと刺さったまま抜けないトゲを抱えるショートショートの短編集。自分の感情も人間関係も、どうしようもなくままならないし爽やかには終われない。痛みと処理しきれない感情を抱えた作品ばかりですが、そんな中でも「魔法少年と使い魔お姉ちゃん」は癒しです。 さよならじゃねーよ、ばか。 fLike icon 0
登場人物の造形は洗練されてて軽やかなのに、なぜか感じる劇画調の趣。もはやある種の面白さを感じるほど馬鹿みたいにストレートな熱さが気持ちいい。これはダンスマンガ?コメディ?バトルマンガ…?そんなことどうでも良くなるくらい圧倒的魂の叫びでねじ伏せられる。火傷必死! ムラサキ fLike icon 1
無実の罪で死刑囚となったおじさんが、核戦争により謎の生命体がはびこる廃墟のジャングルと化した日本でサバイバル。バンドデシネを感じる余白と時間の流れ、手塚治虫先生の流れを感じる懐古的な雰囲気、圧倒的な書き込み量と緊張感、全てが合わさって唯一無二の空気を醸し出してる。日本語が横文字&ローマ字表記になってるのもすでに滅んだ国に外から来てる感が出ててすごくよい。 そして何よりつぐみととらがカワイイ。そして... 虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT- fLike icon 0
はたから見ればなかなか酷な家庭環境だけど、楽天的な性格と絶妙なバランスでなんだかんだ楽しく過ごしちゃってる三姉妹。ふと心に訪れかける闇にも内に秘めてる不安定さにも沈みきることなく、気づけば普通の日常を送ってる感じが妙にリアルで救われる。卵を落としてネガティブ思考が始まったり臭いとしか分類できない好きな匂いの話だったり、日常のなんかわかっちゃう些細な出来事の描写が抜群にうまくて、町田先生の観察力とそ... 三拍子の娘 fLike icon 1
マチ姉さんがおとぎ話をテキトーに改変して語りまくる4コマコメディ。あの昔話の主人公たちがボケ倒しツッコみまくります。個人的には「金のオノ銀のオノ」の女神に大喜利力求められてるのがツボでしたw マチ姉さんのポンコツおとぎ話アワー fLike icon 0
親友の死に生きる意味を失って消えゆく神様、死ねない男と黄泉に向かう旅に出る… 字面から連想されるより全然(後ろ向きに)ポジティブで明るい雰囲気なのだけど、和やかなムードが突然スッと冷たくなる展開だったり、どこか壊れた心や狂気を漂わせていたり、軽やかな読み口にも急に裏切られそうな緊張感があってすごくよい。 1巻もそうだったけど、おそらく島根に向かうなかでミカたちはさまざまな人と出会い、生きること死ぬ... ヒラエスは旅路の果て fLike icon 0
山手線の各駅を守る用心棒たちが巨大な利権を求めてガチバトル!古き良き不良マンガのような爽快さなんですが、用心棒がそれぞれの駅の特徴を備えていてご当地マンガの要素も(?)。キャラや技が登場するたびになんか笑っちゃいます。 東京決闘環状戦 fLike icon 1
近未来のブラックジャック。これまでのシリーズも人間とは?AIとは?人権とは?などこれから人類が直面するであろう問いをリアルに描き続けてきたけど、Blue Ageではオムニバス形式に戻り、また総合病院時代(時系列では1番早い)を描くことでより多様な人種、価値観、言ってみれば自分ごとに近い感覚での人間ドラマが生まれてる。ブラックジャックと同様、10年後、20年後に読み返した時にどういう印象を持つのかも... AIの遺電子 Blue Age fLike icon 5
体から精巧な贋札を生み出す能力を持った少数民族の少年が、植民地支配を進める帝国へ逆転の勝負を挑む。 一見突飛な設定だけど、智略と胆力と経済と欲望、人間ドラマを生み出すには最高の舞台。生み出せる贋札の番号が全て同じ(複数枚使えばすぐバレる)のがミソで、この制限が主人公ルーク、対峙する人間達の知恵と駆け引きを生み出してます。 一巻はまだ導入という感じだけど、今後どんどん話が大きくなって社会を巻き込んで... ハイパーインフレーション fLike icon 4
洋裁屋を営むキョウコの前にある日現れた妖精のヒメさん。2人のやりとり、作られる洋服、絵柄、どれもキラキラしていて癒されるのだけど、その中にもモノづくりへの初期衝動や何かが生み出されていく過程への新鮮な驚きや尊敬、悩みや苦労、その先にある素晴らしさなどが描かれていて、穏やかかつパワーのもらえる読後感になってます。 妖精のおきゃくさま fLike icon 0
ダンジョンに消えた父を追って深層へ潜っていったらなぜかダンジョンの管理人にスカウトされて「中の人」になっちゃう少女のお話。冒険者にとっては未知への挑戦であるダンジョンが実は完全にシステムとして運営されていて、中の人はルーティンワークのように作業してるギャップが面白い。冒険者としても優秀だった主人公クレイが運営側に回ったら真面目すぎ&優秀すぎて周りに若干引かれてるのがツボ。かわいらしい絵柄のとおり基... ダンジョンの中のひと fLike icon 2
家探し中の白猫が不動産屋につられてヘンな物件を巡るお話。すこしフシギな家からどんどんヤバさが増していき最後は読者もトランス状態に持っていかれるという不思議体験ができます。いったいワタシは何を見てるのだ…??となるのだけど、物件探しのときの知らない町、知らない家を赤の他人な不動産屋さんとまわる体験もいつも独特なソワソワとワクワクが入り混じっていて、あの感覚をネルノダイスキ先生流にどんどん広げていくと... いえめぐり fLike icon 0
平庫ワカ先生の高校時代から『マイ・ブロークン・マリコ』後までの作品を集めた短編集。作風や絵柄の変化も感じると同時に、バンド・デシネのような繊細な線と身体という器に収まりきれずに漏れ出したような蠢く内面はずっと共通してる気がする。 「ホット アンド コールドスロー 」が1番好きで、本人たちには深刻で真剣で重い話なのに、読んでる側からするとどこか可笑しく映るのが人間って感じでめちゃくちゃ好き。 天雷様と人間のへそ-平庫ワカ初期作品集- fLike icon 0
文武両道、才色兼備な女の子が挫折に直面していじめられっ子に救われる話。なかなか重い生い立ちや境遇だったりするけど、ルナの強さとヒナの笑顔で重苦しい雰囲気はないし、音楽の表現に淡い光が重なってすごく綺麗。 色々考えて、でも気持ちの整理が出来なくてぐわーってなってプールに飛び込むところが青春!!っ感じで眩しくていい。 傷だらけのピアノソナタ fLike icon 1
カンペ芸を使いこなす芸達者なタヌ…犬とお姉さんのなんてことない日常がめちゃくちゃ癒し。二階堂先生の描く人物と水の表現めちゃくちゃ良い。果たしてその額の葉っぱに意味はあるのか…!? 雨と君と fLike icon 0
「だからこの関係に名前なんてなくていい 初恋だけでいいんだ」「でもVRの世界で私達は現実と違う体で出会って その体でしかできない約束をした」 設定も空気感も内容も、全てよいのだけど何気ないセリフがすごく刺さる。サービス終了が近いVRが醸す終末感のなかで、おじさんが初恋に出会う。言ってしまえばただそれだけなのだけど、感動とはまた少し違う、新しい感情が流れた気がしました。夕暮れの美しい寂しさがとてもい... VRおじさんの初恋 fLike icon 2
無口なタコのマスターが営むバーに訪れる海の住人たち。恋愛する前提の話に疲れたり、同窓会の知らせに憂鬱になったり、でもゆっくり静かにお酒飲んで元気になったり、みたいなのがめちゃくちゃ共感できて心地よい。 途中でマスターが毎年漬けてる梅酒が出てくるんですが、おんなじように大学の研究室で毎年梅酒作ってたの思い出しました。うまくいかないこともあったけど楽しかった。 バー・オクトパス fLike icon 1
アンティークとスチームパンクとミュシャと飛行艇と本と珈琲。鏡の中の別世界をちらっと覗いてるような、背後にはきっと広い世界が広がっていて、でもそのほんの一部を枠の外から眺めているような不思議な感覚。少しだけ現実逃避してから戻ってきたい時に読みたくなる。紙で手元に置いておきたい作品。 琥珀色の空想汽譚 fLike icon 2
小さいころから見守ってきたコテツに付いて(憑いて)いったらドイツに来てしまった座敷わらしの花緒。霊感が全くないコテツを頑張って守ったりツッコミいれたりする花緒がかわいいのと、ドイツを始めとした色んな国の妖怪(あやかし)、住人、料理が出てきてワイワイ楽しい。家に憑く座敷わらしがシェアハウスに憑いちゃったらその境界はどうなるのか?とか、妖怪ごとの考え方や人間との距離感とか、文化的多様性が妖怪の世界に入... あやかしメルヒェン fLike icon 0
現実と想像の境目が曖昧な少女たちのモラトリアムでちょっと不思議な日常…からの急展開で生まれる息が詰まるような疾走感。青春なんていうクソッタレな空虚さから想像の世界に逃げることは学生時代珍しくないけど、それを現実にできる力を持ったとき、少女たちの危うさはどこに向かうのか?心の空白や他者との間に横渡る空間を埋めようと働く想像力が、破壊から胎動へと変わりそうな1巻の終わり方がすごくよい。 苦しいのに気づ... ブランクスペース fLike icon 4
バク星からやってきたバクちゃんが東京でがんばる、未来だけどイマのお話。住む場所、働き口、友人、将来、夢、、、よそ者が「普通」に暮らすには難しい場所で、心に何かを抱えながら、それでも周りの人にも助けられながら前向きにほんわか頑張るバクちゃんになぜだか泣きそうになったり。懐かしさと寂しさと暖かさが同居してる作品。参考文献も移民の話や外務省のホームページが載っており、今の日本や世界が抱える問題を柔らかく... バクちゃん fLike icon 1
蜘蛛に転生した女子高生が異世界の勇者に出会うわけでもなく、異種族と交流するわけでもなく、人型になるわけでもなく、ひたすら蜘蛛のまま知恵を絞って独り(1匹)で戦って強くなっていくのが最高に良い。 蜘蛛ですが、なにか? fLike icon 0
新人少女マンガ家ふたみ先生の日常を描くコメディ。妄想爆発したり卑屈になったり無駄に見栄張ったり集中して周りの声が聴こえなくなったり、職業病を常時暴発させながら頑張るふたみ先生がかわいい。お守り役のアシスタント、はーさんとクールな美人編集佐藤さんとのわちゃわちゃが癒されます。2巻最後の佐藤さんのプルプルプルがめちゃくちゃ萌える! 『永世乙女の戦い方』の世界観とちょっとだけオーバーラップしてます。 笑顔のたえない職場です。 fLike icon 1
かわいい女の子4人の日常系…なんだけどそれぞれ秘密を抱えたままアンバランスにゆるゆる進んでいくすれ違いコメディ。 翼くんちゃんの無駄に高い適応力と関根嬢の哀しき潤滑油っぷりが最高です。 4人はそれぞれウソをつく fLike icon 1
大きな観音様が見守る村に住む家族の話。3年前に妻が失踪し、双子の息子を守ることを誓った時生。村人たちの行動に不審な点が見られるも、逆に時生自身も過保護が行きすぎてるところもあり…。家族愛やらを描きつつも登場人物全員怪しい、静かな恐怖が忍び寄る作品。 世界は半分になった fLike icon 1
一見勇者が魔王を倒しに行く王道ファンタジーと思いきや、門番やらそこら辺の旅人やらゆるい王家やら勇者の周辺を描くコメディ、、と思いきやバラバラのお話が最後にはまとまっていく有りそうで無かった斬新なストーリー。面白い! Romsenは間違いなく「ROM専」からなのですが、このROM専担当のキャラについては最後まで不思議なままw Romsen Saga fLike icon 1
俳句について今まで具体的に考えたことなかったけど、ギャグの中にしっかり授業形式の解説もあって面白い!なんか俳句作りたくなってきます。 チェコと日本のハーフで日本語しか話せないレンカさんがめちゃくちゃいいキャラしてる!好き! ほしとんで fLike icon 2
「タイトルから受けるイメージと違って重厚な架空戦記もの」という評判の印象が強かったんですが、想像以上にギャグ要素高めで読みやすい!一応異世界転生ものなんですが、転生要素はデグさんのキャラ付けのバックグラウンドとして使われてるくらいで普段はほとんど意識しません。 幼女戦記 fLike icon 1
平安時代に実在した人物、高丘親王が天竺を目指す旅路を描いた物語。歴史小説と思いきや、言葉を話すアリクイや犬頭の男、時代を飛び越えた描写(アナクロニズム)などに溢れた夢と現実の境が曖昧な幻想的なお話。当時を考えれば旅路は決死、山あり谷ありのドラマチックに描かれてもおかしくないけど、親王はつねに飄々として明るく無邪気さを感じさせるのがなぜかかわいらしく感じる。あと結構ヤバい状況に限って眠くなって夢を見... 高丘親王航海記 fLike icon 0
宗教的に天動説が絶対視されていた時代に、地動説の美しさに魅せられた人間たちの物語。重要なのは、天動説というのは非科学的な話ではなくきちんと数学的に精度の高い説明ができていたということ。実際に宇宙に行ける現代から見れば荒唐無稽でも、当時の行動・観測範囲においてそれは真実だった。これは宗教に踊らされて真実の見えない悪とそれに迫害されながらも立ち向かう善の話ではなく、神が自分に似せて創った特別な存在であ... チ。―地球の運動について― fLike icon 8
フェスに…行きたい…!都市型フェスやキャンプフェス、みんんでワイワイ楽しんだり、それぞれ自由に歩き回ったり。いろんな楽しみ方が描かれてて、あーーやっぱりフェスって、音楽っていいなーってなります。個人的には行き帰りや夜はみんなで楽しんで後は自由行動が好きなので、楽さんスタイルです。 テントでくつろいでる時に遠くから聴こえてくる音とか、フェス飯とかぎゅーぎゅーになりながら前に向かってくとか、全部懐かし... デイズ・オン・フェス fLike icon 1
いつも締切に追われてるマンガ家後輩と無職で自由な先輩、女の子2人がお酒飲んだり小旅行したりお寿司の絵を描いたりしながらゆるゆる楽しく現実逃避してます。 まさか北坂戸が登場するマンガがこの世に存在するとは。。 ふたりエスケープ fLike icon 2
みんなに視えるわけじゃないけど、自然現象のように妖怪がそこに在って、そして普通に食べる。調理する時の気持ち悪さや罪悪感とは対照的に、完成品はめちゃくちゃ美味しそうなのが罪深い!! 正しい妖怪の食べ方 fLike icon 0
美貌で謎めいた神アシスタント五色さん…がわりとすぐにオタク臭全開になってくの最高です。あと「ほあ」がめちゃくちゃイイ。。雨隠先生の作品はいつも柔らかい雰囲気と素直さと笑いが詰まっていて読んでて心がホッとします。 おとなりに銀河 fLike icon 3
「俺たちは時代をつなぐ点の存在」歴史的な文化財を修理する装潢師、五條さんと国立博物館学芸員、押海くんのコンビが、傷んだ文化財とそこに宿る物語を紐解く。 何百年、何千年と引き継がれてきた人類の財産の陰に、それを繋いできた多くの人たちがいることを伝えてくれます。普段目にすることの少ない業務や作業が丁寧に解説されており、普段展示品として目にする素晴らしい遺産が陰のヒーローによって支えられることを知った時... 国宝のお医者さん fLike icon 1
あ、甘酸っぱさが全ページから溢れ出てる!もどかしい!切ない!でも淡く光り輝く登下校の青春。こんな日々あった…らよかったな😂 かつてこんな爽やかなコロシテ…があっただろうか☺️ 通学生日記 fLike icon 1
読書大好きヤンキー、どくヤンが偏執な読書愛を語りながらボコボコにしたりブッカツ(ブックカツアゲ)したりインクの匂いで飛びそうになったりするヤンキーギャグマンガ!往年のヤンキーギャグマンガを彷彿とさせるぶっ飛んだ展開が面白過ぎるけど、本への愛と紹介ページは本物! どくヤン! fLike icon 2
まずタイトルが良すぎる。そして必ずアイスランドに行きたくなる。もちろんストーリーも最高。ファンタジー要素の混ざったミステリーと、ミチタカの不気味さと妖しい魅力。そしてケイとリリヤのもどかしさ!!清、損な役回りだけどアシスト頼むぞ!! 北北西に曇と往け fLike icon 3
生活力高すぎな小学5年の舞ちゃんと、彼女に餌付けされるとなりの女子高生作家。ゆるーい癒しにちょっとだけ混じる危ない感情がほどよいドキドキを生んでていい。なにより舞ちゃんが作るご飯がとにかく美味しそう! 舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。 fLike icon 0
異なる文化や服装、ニュースなんかで勝手に作り出した先入観。でも果たして自分は相手の何を知ってるのか?国や文化なんて大きなくくりの前に、まず目の前の相手を知ろうとすること、耳を傾けること、それがきっと理解への第一歩。サトコとナダのように、あらゆるバックグラウンドが違っても、受け入れられない部分があっても、それと親友になることは全く別なんだと気づかせてくれます。なかなか外に出られない今だからこそ、... サトコとナダ fLike icon 0
消滅した地球の唯一の生き残り、バブと彼を見つけた宇宙人2人の気ままな旅。極度の種族保存本能からくるバブの収まらない性欲から始まり、さまざまな星での体験から宇宙の歴史、四次元人と地球消滅の謎と話は大きく広がっていくけど、最終的には家族の話。壮大でメタ的要素も含んだSFだけど、どこか懐かしさと身近さを感じます。創成以来、全宇宙の歴史がアーカイブされた書庫が出てきますが、その記録形式がコミックなのが最高... バビロンまでは何光年? fLike icon 0
表紙の絵柄からゆるい空気のファンタジーかと思いきや、登場人物がみんな割とヤバイやつです。コワイ。そしてある謎が明らかになった時のうわーなるほど!!がすごくてやられました。タイトルの元ネタは魔女狩りが本格化するきっかけとなったと言われる15世紀の奇書『魔女に与える鉄槌』ですね。 魔女が下す鉄槌 マレウス・マレフィカルム fLike icon 1
こんな箱庭のなかでずっとマンガを読んでたい…!「もっけの箱庭」と呼ばれる不思議な箱。一見ただのミニチュアの庭だけど、そこには庭魂(にわたま)と呼ばれる箱庭の主が。彼らが招いてくれたなら、その不思議な空間のなかに入れちゃいます。主人公のれんはそんな箱庭を手入れする箱庭修造士見習い。なぜか外に出られる庭魂吉祥と、師匠と兄弟子と。色んなトラブルに見舞われながらもなんだかバタバタ楽しそうにやってます。ある... もっけの箱庭 fLike icon 1
エピローグから始まる物語。魔王討伐を成し遂げた勇者一行の一人、フリーレン。仲間や周りの人間が老いて生涯を終える何十年という月日も、悠久の時を生きる彼女にとっては人生のわずかな一部に過ぎません。それでも勇者一行として過ごしたほんの10年が、ゆっくりと確実に彼女の生き方に染みていく。平和が訪れた世界で、大きな出来事が起こるわけでもなく淡々と進む旅と会話。でもそこに流れるのは冷たさなんかでは全然な... 葬送のフリーレン fLike icon 6
少し不思議で少し寂しくて少し暖かい。ビール缶から現れる素敵な飲み友達もどこか遠い星の物語も丸い玉のスターも幽霊も、設定は架空でもそこで生きる人たちの感情や行動は誰もが抱え得るありふれた日常そのもの。 一つ一つの作品、そして絵自体の振れ幅が大きくて引き出しの多さを感じるけど、どの物語にも共通する日常感というか現実感がある。 『欲望レース』はほんと自分の学生時代見てるようでめちゃくちゃ懐かしかった&大... 麦酒姫 朝陽昇作品集 fLike icon 1
実在の人物ウィリアム・ダンピアをモデルに、大航海時代末期の空気感と未知への探究を描く。栄光を求める国家と、己の生に一生懸命な海賊たち。ゆるい雰囲気のかわいらしい絵柄と、無自覚な残酷さのコントラスト。西洋が自分たちの価値観を基準にして世界を振り回した時代でもありますが、未知なる出会いと新たな土地を求めて外へ外へと無邪気に地図を広げていったこの時代や彼らの冒険が、後の科学や文化の発展に寄与したのは間違... ダンピアのおいしい冒険 fLike icon 4
西荻窪の片隅にあるブックバー、葉(ページ)。訪れる人々が抱える人生の一編と、本とカクテル。過ぎた日々も読み終えた物語も飲み干した時間もまるで幻のように一瞬だけど、その思い出は消えることなく心をじんわりと照らしてくれる。静かな夜、しっとりと本とお酒を楽しみたくなる作品。 西荻ヨンデノンデ fLike icon 1
元ヤンですぐガンつけちゃうけど真っ直ぐな真白さんが、同人関連や一般商業印刷、卒アルなどを手がける中小印刷会社で奮闘。コミケ期間中のドタバタや人材ごった煮な部署、緊急時は会社総出な感じがめちゃくちゃリアル。 完成品の色に感動したり、関わったグッズに愛着が湧いたり、単純作業に意識が飛んだり。そうだよな〜わかるわかる感と同時に、印刷のお仕事やコミケの準備など、なかなか表には出てこない、けど欠かせない部分... 刷ったもんだ! fLike icon 3
漢方薬のようにじんわりと体の芯を温めてくれるような、ふとした時に戻ってきたくなる作品。小さきヒトと動物たちがただ日常を過ごす、その暮らしと会話が丁寧に描かれる、言ってしまえばそれだけなのだけど、日々をめいいっぱい生きて楽しむ彼らの姿を覗いてるだけで面白いし、肩の力がスーッと抜けていく。「日常」が突然変わってしまうことを知った今だからこそ、どこかにある「理想の普通」を見ているような、穏やかな空気を感... ハクメイとミコチ fLike icon 2
鬱屈した今が一生続くとわかっていながら、そこから抜け出す気力もない令。田舎町で突然訪れた憧れのアイドルとの出会い、と聞けば希望や明るい未来を思い浮かべるが決してそうはならない、少年の深淵(アビス)を覗く物語。「ワールドエンド・ボーイミーツガール」のキャッチコピーが良すぎる。装丁デザインも危うさと絶望と緊張感が同居しててめちゃくちゃカッコいい。 少年のアビス fLike icon 2
マンガ家や出版社に比べて注目されることは少ないけど、特に知らないマンガを購入するときにはめちゃくちゃ大事な装丁デザインをテーマにしたお仕事マンガ。表紙やカバー、タイトルがより一層気になっちゃうこと間違いなしです! まんがの装丁屋さん fLike icon 1
迫害される異業種(獣人)はファンタジーの普遍的なテーマでもあるけど、主人公ランダの毒親的な我が子への愛と、「子どものために」狂気をまとっていく様子は背筋が寒くなる美しさ。普段の上品さや作戦遂行時の冷静さ・愛想よさと、息子マーニを想うときの狂った様子が落差を生んで狂気を一層際立たせてる。 獣国のパナギア fLike icon 1
異常な太陽フレアによって人類の電子技術と地球上の色素が奪われた世界。わずかに残った色の粒子に秘められた未知の可能性を巡り、思惑と陰謀が絡み合う。「カラーレス」な世界で力を持つ色と、モノクロで描かれた絵に差し込まれるワンポイントカラー。世界観と表現が完全にリンクしてて、マンガ表現の新たな可能性を感じられる! カラーレス fLike icon 3
旧約聖書に登場する伝説の塔、「バベルの塔」とその設計士たちを描く歴史浪漫。マンガとしての盛り上がりもバッチリありつつ、古代メソポタミアの生活様式もリアルに描かれていて、表紙には楔形文字でハンムラビ法典の建築に関わる内容が書かれているというこたわりっぷり。歴史もの、そして世界観がしっかり造られた物語が好きな人にはたまらない。上巻の後半、ガガが設計士として戦場に立つ覚悟を決めるところは胸熱です! あと... バベルの設計士 fLike icon 4
主人公もなかの天才ぶりがぶっ飛びすぎてて簡単に時止めたり時空越えたりするのに普通に生活しててめちゃくちゃ面白い。あとみんな割と簡単にモラルの壁超えちゃうwうっすらテーマ的なものがあるような気もするけどそんなことよりとにかく笑え!! りもで・りんぐ fLike icon 2
雨が降り続ける黒い街で誕生日に閉じ込められたピエタ。不穏と不気味さに満たされつつ、突然繰り出されるラップバトルなどテンションの乱高下で暗澹たる気持ちにはならない。今後の展開がめちゃくちゃ楽しみ! コーヒームーン fLike icon 1
無自覚に優しいギャルの林原ちゃんに、小さい頃に1人でいることを決めたひなが救われていく。周りを気にせずにいられない学生時代に、楽しいかどうか、好きかどうかで判断できる林原ちゃんが眩しい。あと林原のお姉さんがめちゃくちゃいい姉御。 ギャルとぼっち fLike icon 3
心をゴリゴリに削られるけど、削られた隙間には必ず何かが残る。命と時間、存在と愛の意味を問いかける名作。 序盤は読者の傷を思いっきり抉り、中盤は主人公クスノキたちの運命に押しつぶされそうになり、終盤の救いも常に切なさと問いが伴う。読むのに少し覚悟がいるけど、やりたいことが見つからない学生や気づけば繰り返すだけの日々を過ごす大人、人生について考えたいときに手にとって欲しい。 寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 fLike icon 3
命をつないでいく世界で永遠に止まっている2人と、手の届かない場所から贈られた一つの命。 ミラが「嫌だ」といった時。マッキが覚悟を決めた時。π(パイ)が「うん」と笑った時。その全てがどうしようもなく強くて愛おしい。 銀河の死なない子供たちへ fLike icon 2
好きな人にはめっちゃささる!好き!!世界観がしっかり設計された上で描かれているであろう、閉じた世界のファンタジー。重めになりそうなテーマだけど、キャラのかわいさと優しさ、気楽さで悲痛な感じには全然ならず安心して楽しめる。あとミンミ好き。 一変世界 fLike icon 0
アニメ化され囲碁ブームも巻き起こした本作。1巻の発売はもう20年前ですが(!!!)、題材が悠久の歴史を持つ囲碁ということもあり、今読み返しても全く色褪せません。 多くのスポーツや勝負事と異なり、囲碁や将棋は老若男女、様々な環境にある人全てが同じ勝負の土俵に立てる。レベルは違えど、全員が盤上、駒、相手を見据え、真剣勝負を繰り広げる。だからこそ、それぞれ異なる想い、ポリシー、葛藤があり、それが盤上か... ヒカルの碁 fLike icon 1
ドリトル先生とジキル博士は同一人物だった…!? 大学の理系学部を舞台にした科学系の本作ですが、これほんとに面白いです!! こういうジャンルだと大体教育マンガっぽくなってしまって、結局説明文が長くて読むの疲れる…みたいになりがちですが、本作は恋するザ理系大学生の掛田氏が生協のおばさん(全然おばさんではない)飯島さんに頑張って物理現象を伝えようとする形になっていて(全然伝わってはいない)、難しい解説... 決してマネしないでください。 fLike icon 1
天然厨二病女たらしの高田くんカワイイ!押されっぱなし系女子西村さんカワイイ!ついでにただの人間でツンデレな北川くんもカワイイ! 日常系に長い解説など不要です。とにかくちょっと読む! 事情を知らない転校生がグイグイくる。 fLike icon 3
かのスヌーピー大先生はかつてこう仰られました。"You play with the cards you’re dealt.. Whatever that means."(配られたカードで勝負するっきゃないのさ。それがどういうものであれね。)…うーん、深い!流石ですね。 このONE OUTSはこの名言を地でいくマンガ。主人公の渡久地東亜は賭博野球"ワンナウト"で無敵を誇っていたが、偶然出会った"不運... ONE OUTS fLike icon 2
Mr. and Mrs Smithを日本のマンガで描いたらこうなる! 夫がスパイ、妻が殺し屋の偽装家族…この設定を聞いてブラピとアンジーのハリウッド映画を思い浮かべた人も多いはず。僕もそうでした。しかしあちらがひたすらクールでオシャレなザ・ハリウッドだったのに対し、こちらはギャグや抜け感、人情といったマンガ的要素が盛りだくさん。そして何より、子ども役になるアーニャが超可愛いwあの「ちち〜」の破壊力... SPY×FAMILY fLike icon 6