コロナ禍の「日常」を舞台に総勢109名のマンガ家が日替わりで短編作品を発表していくリレー連載企画、「MANGA Day to Day」。ヤングマガジン編集スズキさんの呼びかけから始まったこの大型プロジェクトも、先日見事フィナーレを迎えました。
Manga Day to Dayは本日の更新をもって、ひとまず完走です。
ちばてつや先生から始まり、森川ジョージ先生へ繋がれた109人109作品それぞれの「コロナ禍の《日常》」。
心に残る物語を毎日お届けできたと自負しております。
参加してくださった漫画家さんと読者の皆さんに心からお礼申し上げます。— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 22, 2020
本記事では3ヶ月以上にわたったこの一大プロジェクトを、生み出された作品や読者の反応などとともにふり返っていきます。
※本企画の詳しい概要や趣旨についてはこちらの記事をご覧ください。
目次
- MANGA Day to Dayが描いたコロナ禍の100日
- MANGA Day to Dayを完成させた2人のレジェンド
- MANGA Day to Dayであの名作が復活!
- MANGA Day to Dayが読者に与えたもの
- MANGA Day to Dayのこれから
- MANGA Day to Dayが100年後に遺す「今」
- MANGA Day to Day全公開作品
さらに見る
MANGA Day to Dayが描いたコロナ禍の100日
2020年6月15日から始まり9月22日、ちょうど100日で幕を降ろしたMANGA Day to Day。アルでは本企画の「マンガ家さんが『今しか描けないもの』をあつめ、100年後にも遺したい」という趣旨に共感し、間違いなく後世に残るであろうプロジェクトをスタート時からずっと追いかけてきました。
109名の先生方がそれぞれ異なるテーマや視点で描いたコロナ禍の日常。共感したり、新しい発見があったり、単純に笑ったり泣いたり甘酸っぱい気持ちになったりと、作品、そして読者によって様々な日々と感情がそこにはありました。
以下の3つの記事では全109作品をコメント付きで紹介していますが、緊急事態宣言直後の4月を舞台にした作品群と、感染者数が落ち着いていた6月の作品群では全体の空気感が明らかに違います。また同じ月の中でも、描かれた職業や環境、先生ごとに全く異なる雰囲気の作品が存在しています。
全世界が等しく直面した危機においても、その時その時の情勢と各々が持つフィルターによって映る日常は異なり、唯一無二×109の作品が生み出される。これこそMANGA Day to Dayがリレー連載という形をとり、そして物語の舞台が4月1日から7月9日(公開は6月15日から9月22日)へと1日ずつ経過していった意味ではないかと思います。
MANGA Day to Dayを完成させた2人のレジェンド
MANGA Day to Dayのスタートを切ったのは『あしたのジョー』のちばてつや先生、そしてラストを飾ったのは『はじめの一歩』の森川ジョージ先生でした。ともにボクシングマンガの金字塔を打ち立てたお2人が描いたのは、『悪魂(あくだま)』と『パク魂(だま)』。
後に続くマンガ家さんたちにバトンを渡すようなちば先生のユーモアあふれる作品と、
【MANGA Day to Day】#1
「2020年4月1日」
ちばてつや『悪魂(あくだま)』#mangadaytoday #daytoday pic.twitter.com/dxthh9Byuv— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) June 15, 2020
数多くの作品を挟んだ後に、原点を意識した構成と内容で締めた森川先生。
【MANGA Day to Day】#100
「2020年7月9日」
森川ジョージ『パク魂(ぱくだま)』#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/aYPaJWIrVC— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 22, 2020
長いリレーがしっかりと繋がりつつ、完結後にまた最初に戻って読み直したくなるような、MANGA Day to Day全体で一つの輪として完成する見事なスタートとラストになっています。巨匠たちによる2つの作品、ぜひじっくりと見比べてください。ちなみにちば先生、ご自身のブログでも森川先生の作品とMANGA Day to Dayについて言及されていました。
MANGA Day to Dayであの名作が復活!
先生方が自身の体験をつづったエッセイ、学生や医療業界などを描いた創作から果てはSFまで、109人109色の短編が生まれた本企画ですが、その中には過去の名作の登場人物たちがコロナ禍を過ごすif物語として復活したものも!これはファンにとってはたまらないやつ。ここではそんな過去の名作復活シリーズを紹介します。
雨隠ギド先生『2020年4月26日』 from 『甘々と稲妻』
【MANGA Day to Day】#26
「2020年4月26日」(1/2)
雨隠ギド#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/8RlixOY0Y7— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) July 10, 2020
すえのぶけいこ先生『Life to Life』 from 『ライフ』
【MANGA Day to Day】#30
「2020年4月30日」(1/2)
すえのぶけいこ『Life to Life』#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 @keiko_suenobu pic.twitter.com/fQKjhMlECz— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) July 14, 2020
ゆうきまさみ 先生『彼らの終わらない日常』 from 『白暮のクロニクル』
【MANGA Day to Day】#79
「2020年6月18日」
ゆうきまさみ
『彼らの終わらない日常』#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/OVOd4aDzcd— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 1, 2020
鈴ノ木ユウ先生『2020年6月19』 from 『コウノドリ』
【MANGA Day to Day】#80
「2020年6月19日」(1/2)
鈴ノ木ユウ#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/AroMqatjrS— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 2, 2020
久米田康治先生『ちょみっツ』 from 『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』
【MANGA Day to Day】#95-❷
※今日は2作品公開です
「2020年7月4日」
久米田康治
『ちょみっツ』(1/2)#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/HK2b7R1JLK— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 17, 2020
この他にも『島耕作シリーズ』、『ギャルと恐竜』、『デキる猫は今日も憂鬱』、『はたらくすすむ』、『ホタルノヒカリBABY』、『中華一番!シリーズ』などなど、現在連載中のマンガから飛び出してきた作品も多数。あのキャラクターたちが私たちと同じ世界を生き同じようにコロナ禍で頑張ってるのを見ると、それだけでもうちょっと頑張れる気がします。
ちなみに久米田先生の作品には発起人であるスズキさんも大興奮。もはやただのファン。
久米田康治先生の【Manga Day to Day】の原稿上がりましたがやっぱりすごいですね、くめたせんせい。
どんなに予想しててもその予想の3段くらい斜め上行くわ。@mangadaytoday でそのうち公開されるので今のうちにフォローしておいてね。— ヤングマガジンのスズキ (@ym_suzuki) September 5, 2020
MANGA Day to Dayが読者に与えたもの
3ヶ月以上にわたりTwitter上で多種多様な作品が公開されていく中で、それぞれの作品が読者を楽しませてくれたり、もやもやした感情を言語化してくれたり。ここではSNSに上げられた反響のほんの一部をピックアップして紹介します。
あったかもしれない夏
今年は多くのイベントがが中止・延期となりましたが、その中でも一度限りの時を過ごす学生さんは、特に悔しい思いをされたと思います。そんな感情を優しく拾い上げてくれたこざき先生の作品は特に大きな反響を呼びました。
「インターハイ開催されてたら優勝してたと思う」って今年はみんな言っていいと思います。だって嘘じゃないからね。
この漫画は9月末発売のあさひなぐ最終巻にも収録させて頂けるとこになりました。自分にできる事がなさ過ぎてもどかしい思いをしていたので、この企画に参加できとても嬉しかったです。— こざき亜衣【あさひなぐ最終巻9月末発売】 (@kozaki_ai) August 25, 2020
でも、このマンガを読んで少し救われた気がします。
泣きたいときは目一杯泣こうと思います。
このマンガに出会えて良かったです。
長文失礼しました。あさひなぐ最終巻楽しみにしています。本当にありがとうございました。— n_ (@n_____akp) September 17, 2020
この作品に関しては、以下の記事でさらに詳しく触れていますのでぜひご覧ください。
自身の経験や感情と向き合う
多種多様な作品の中には、読者自身の経験を重ねるようなものもあったはず。どれだけ自分にとって特別でも、ニュースで取り上げられたりはしないありふれた日常。それがマンガになることで、自分の感情に気づけたり気持ちが整理できた方も多いようです。
同じ娘として、そして母親として読みました。 色々な思いを感じ、考えながら…
気付いたら泣いてました。
誰にでもある日常でも、漫画にすると
ハッと気付けた様に思いました。
素敵な漫画をありがとうございます✨— どりめるかりん (@BKnzgfLOaviJyB9) June 24, 2020
自分の祖父への想いが少し浄化されました。
いつか帰省できる時には、家族や親類そろって祖父を偲んで笑って泣いて話せる日が来たらな、と思えました。ありがとうございます。— itsuki* (@RRnachos) August 20, 2020
ふとした救い
突然変わった環境に先行きも全く不透明、そして荒れるSNSなど、視野が狭くなりがちな今。気づけばストレスは溜まる一方ですが、そういったネガティブな感情を言語化してくれたり、癒しを与えてくれたり、気づきを与えてくれたりすることで、たくさんの読者が救われました。
モヨコ先生の番はまだかなと毎日楽しみに待ってました🥰
コロナ禍で人にばかり焦点があたって忘れがちになりますが、人は人だけじゃなく植物とか自然にも支えられて生きてるんだよと思うと、狭まっていた視野を戻してもらった気持ちで、心がふと優しく楽になりました。ありがとうございます✨— 文海 月町 (@fumitsukimachi) August 5, 2020
あのかつてない国公認大型連休の際、何もする気が起きずごろごろしていたのがなんだか後ろめたかったんだけど、ちょっと救われた。
それがまた大好きな松本ひで吉さんの漫画だったから、さらに嬉しかった。#松本ひで吉#犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい #mangadaytoday https://t.co/Z1dDtcvUaD— まめまる (@numacco) July 24, 2020
多分自分の目の黒い内に世界が原状回復出来る可能性は低いだろうと思うと同時に
“たとえあのウイルスを完全に克服出来たとしてもこの世界はもう‘元の状態’には戻らないんだろうな”
と感じます
この人類史上稀に見る規模の災厄を奇貨として今の経験から得た良いものだけを取り出して前に進みたいですね— Nari (@ForcebewithUs) September 22, 2020
感謝と応援
新型コロナウイルスの影響が最も大きいうえに理不尽な批判にさらされることもある医療従事者の方たちや、大きな打撃を受けているイベント関係者や飲食店。事実としては知っていても、物語として描かれることでより感謝や応援したい気持ちが湧いてきます。
リプしていののか悩みましたが失礼します。
コロナに直接関わっていない医療従事者もホントこのコロナに振り回されてますよね。
明日も頑張ろうって思えました。
ありがとうございます😊— むち (@muchi_63) July 2, 2020
わーん!!!!めっちゃよかったです😭😭🙏🏻🙏🏻
早く推しのライブに行きたい毎日ですが、バンドマンはバンドマンできっと悩んでるんだろうな……と思いました😢
素敵な漫画をありがとうございます😭🙏🏻✨— 空玖🐍🦇 (@halcioneis) August 13, 2020
うんうん。
東京ドームに集合ーーー!!!
その知らせが届く日を楽しみに待ってます‼️😎💗💙💜— 薔薇と亀の日々🌹🐢💋 (@BARAKAMEDAY) August 3, 2020
難しいことなんていいんだよ!
コロナ禍の日常をテーマにすればどうしたって重い内容に偏りがちですが、そんな作品だけではありません。ひたすら笑ったりキュンキュンできる作品もたくさん。たまにはただ楽しむ!
ちょwwwwww
何コレ楽しいwwwwww
お暇wwwwww
私の眉毛はもう毛根から死んでる子が多いwww— Lilly (@suitepee612) August 25, 2020
山田先生の在宅ワーク漫画、面白かった!私も在宅してた時はわりと朝食食べてたなー。ラストにキュンキュンです!続きがあったらみたい!— サクララン (@sakura_ra_ran) August 2, 2020
メッチャ良いです(๑>◡<๑)
ヒゲ!!!
自炊!!!
のびた髪!!!
シャワーのプリケツ🚿😆
普段の生活を描くマンガも
笑いがちょこちょこ挟んであるので
すごーく、面白いです😆📚✏️— seven nine (@sevenni65006612) September 12, 2020
新しい先生との出会い
109名もの先生が参加されていれば、初めて目にされた先生も多いはず。書店に行くことも以前より難しくなった今、このプロジェクトはそんな貴重な場を提供してくれる存在でもありました。
カメノヒロ弥先生の作品に初めましてです。女の子のルックスと内面の差や、先生の紳士的な振る舞いに、こんなご時世にもちゃんとキュン♡がありました(*´∀`*)— sunny (@sunny76096688) August 24, 2020
はじめての先生にたくさん出会えました。
それぞれの視点でこの時期をタイムリーに捉えた作品の数々…どれも素晴らしかったです。— せの (@20180128vw) September 22, 2020
参加された冬川先生もこんなコメントを。
わたし漫画家なのにあんま日々漫画読まないんですが、そんな中MANGA Day to Dayを毎日読み、初めて知る作家さんばかりで、なんか楽しいです。気になった作家さんをフォローさせてもらったり。今度来る私の回も、誰かが気に入ってくれて私の過去作に辿り着いてくれたりしたら嬉しいなぁ— 冬川智子 (@fuyukawatomoko) July 12, 2020
まさかあの先生が!
また、MANGA Day to Dayが久しぶりの新作発表となる先生方も。あの先生の作品が読める、それだけでファンは歓喜。
毎日のようにRTしてすまんけど
今日のMANGA Day to Day、黒田硫黄先生じゃん…
しかも科博ネタじゃん…最高…
タルボサウルスのゴジラ立ち、見たかったなあ…— みょー (@myou5963) September 3, 2020
【MANGA Day to Day】#81
「2020年6月20日」(1/2)
黒田硫黄#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/p4Lg3Z7eNx— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 3, 2020
豊田徹也さんの新しい1頁が読めるというだけでも本当に本当にMANGA Day to Dayありがとう…( ˘人˘)— たかしろ (@ngng100) July 30, 2020
【MANGA Day to Day】#46
「2020年5月16日」(1/2)
豊田徹也#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/4NJICRT863— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) July 30, 2020
特によしもとよしとも先生はなんと10年ぶりの新作!ニュースサイトでも多数取り上げられ話題となりました。
よしもとよしとも10年ぶりの新作マンガ、リレー連載「MANGA Day to Day」で発表https://t.co/ERsLOwB325 pic.twitter.com/nVuSTi2sZp— コミックナタリー (@comic_natalie) September 20, 2020
【MANGA Day to Day】#8-❷
※2020/9/20追加公開
「2020年4月8日」
よしもとよしとも
『OHANAMI 2020』(1/2)#mangadaytoday #daytoday #漫画が読めるハッシュタグ #毎日13時ごろ更新 pic.twitter.com/QmzsMcQNBI— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 20, 2020
MANGA Day to Dayのこれから
リレー連載としてのMANGA Day to Dayは完結しましたが、これで終了というわけではありません。まず、2021年初頭に「MANGA Day to Day」と「小説版Day to Day」、さらに「マンガ+小説版」としてそれぞれ単行本化することが予定されています。
※小説版Day to DayはMANGA Day to Dayの元になった企画で、50人以上の人気小説家が短編小説やエッセイをリレー連載していく企画。詳細はコチラを参照ください。
明日5月1日より、人気作家50名以上による無料連載「Day to Day」が始まります。https://t.co/GfcKCfDott#daytoday #stayhome pic.twitter.com/33BVFSuXo7— tree (@tree_edit) April 29, 2020
さらに公式当アカウントでは、次なる企画も発表予定とのアナウンスが。果たして次は何が始まるのか?健康に最大限気を付けつつ、公式アカウントをフォローしながら心して待ちましょう。
も心と体を大切に、この「日常」を生きていきましょう。
引き続き宜しくお願いいたします。— MANGA Day to Day【公式】 (@mangadaytoday) September 22, 2020
MANGA Day to Dayが100年後に遺す「今」
多くの人が感じているように、そしてwithコロナとも呼ばれるように、非常だったはずの日々は日常を飲み込み、不可逆な変化をもたらしました。全てが元通りになることはもはや無く、コロナ禍が社会全体の変化を加速させたことは間違いありません。
しかし、2020年に起こった出来事やその推移を事細かに説明できる人は既にほとんどいないと思います。人の記憶はすぐ色褪せるし、簡単に脳内で改ざんされる。数か月前の生活やそこで抱いていた感情と、曖昧な記憶の中のそれはもう別物です。
それはおそらく私たちが前を向くために備えている能力でもありますが、もう少し長いスパンで考えた時、ただ忘れて立ち直るだけでいいのか。100年に一度と言われる歴史上のターニングポイントを後からふり返った時、ただ数字と仕組みの変化を追うだけでいいのか。そこにMANGA Day to Dayが遺すものこそ、コロナ禍のどこかで存在した日常、リアルな「今」だと思います。
SNSで読者の反応を見ていて最も多かったのは、先生や企画に対する「ありがとう」という言葉でした。それは素晴らしい作品を生んでくれたことへの感謝と同時に、自身が抱える言葉にできない感情や漠然とした不安を形にしてくれたり、つい狭くなりがちな視野や心をふっと広げてくれたり、癒しや笑いを提供してくれたりと、発表される物語が読者のその時その状況、そしてうまく表せない気持ちを掬い上げてくれるものだったからではないでしょうか。
それは私たちと同様コロナ禍の日常を生きる先生方しか、そして今しか描けないものです。エッセイだろうと創作だろうとファンタジーだろうと、今の空気感をそのまま作品に込められるのはこの時だけ。そしてそうやって生まれた作品は、その空気を持ったままずっと遺り続けます。
100年後も「今」を忘れない為に、今マンガを。MANGA Day to Dayで生まれた作品とそこに込められた空気が、何年も先へと「コロナ禍を過ごす今」を繋いでくれるはずです。
MANGA Day to Day全公開作品
最後に、MANGA Day to Dayで公開された全作品を以下の表にまとめています。
作品名をクリックすると特設アカウントの掲載ツイートへ、作者名からは先生のTwitterアカウント(お持ちの場合)へ、代表作からはアルのシリーズページにそれぞれ飛ぶことができます。お気に入りの作品や見逃していた作品、MANGA Day to Dayで新たに出会った先生やその代表作等、ぜひ改めてチェックしてみてください。
※作品掲載順、敬称略
番号 | 物語の舞台 | 「MANGA Day to Day」 作品名 | 公開日 | 作者名 | 代表作 | 代表作名 |
#1 | 2020/4/1(水) | 2020/6/15(月) | ちばてつや | |||
#2 | 2020/4/2(木) | 2020/6/16(火) | 弘兼憲史 | |||
#3 | 2020/4/3(金) | 2020/6/17(水) | ||||
#4 | 2020/4/4(土) | 2020/6/18(木) | ||||
#5 | 2020/4/5(日) | 2020/6/19(金) | ||||
#6 | 2020/4/6(月) | 2020/6/20(土) | ||||
#7 | 2020/4/7(火) | 2020/6/21(日) | ||||
#8-❶ | 2020/4/8(水) | 2020/6/22(月) | ||||
#8-❷ | 2020/4/8(水) | 2020/9/20(土) | ||||
#9 | 2020/4/9(木) | 2020/6/23(火) | ||||
#10 | 2020/4/10(金) | 2020/6/24(水) | ||||
#11 | 2020/4/11(土) | 2020/6/25(木) | ||||
#12 | 2020/4/12(日) | 2020/6/26(金) | ||||
#13 | 2020/4/13(月) | 2020/6/27(土) | ||||
#14 | 2020/4/14(火) | 2020/6/28(日) | ||||
#15 | 2020/4/15(水) | 2020/6/29(月) | ||||
#16 | 2020/4/16(木) | 2020/6/30(火) | 未書影 | |||
#17 | 2020/4/17(金) | 2020/7/1(水) | ||||
#18 | 2020/4/18(土) | 2020/7/2(木) | ||||
#19 | 2020/4/19(日) | 2020/7/3(金) | ||||
#20 | 2020/4/20(月) | 2020/7/4(土) | ||||
#21-❶ | 2020/4/21(火) | 2020/7/5(日) | ||||
#21-❷ | 2020/4/21(火) | 2020/7/5(日) | ||||
#22 | 2020/4/22(水) | 2020/7/6(月) | ||||
#23 | 2020/4/23(木) | 2020/7/7(火) | ||||
#24 | 2020/4/24(金) | 2020/7/8(水) | ||||
#25 | 2020/4/25(土) | 2020/7/9(木) | 大瑛ユキオ | |||
#26 | 2020/4/26(日) | 2020/7/10(金) | ||||
#27 | 2020/4/27(月) | 2020/7/11(土) | ||||
#28 | 2020/4/28(火) | 2020/7/12(日) | ||||
#29-❶ | 2020/4/29(水) | 2020/7/13(月) | ||||
#29-❷ | 2020/4/29(水) | 2020/7/13(月) | ||||
#30 | 2020/4/30(木) | 2020/7/14(火) | ||||
#31 | 2020/5/1(金) | 2020/7/15(水) | ||||
#32 | 2020/5/2(土) | 2020/7/16(木) | 未書影 | |||
#33 | 2020/5/3(日) | 2020/7/17(金) | ||||
#34 | 2020/5/4(月) | 2020/7/18(土) | ||||
#35 | 2020/5/5(火) | 2020/7/19(日) | ||||
#36 | 2020/5/6(水) | 2020/7/20(月) | ||||
#37-❶ | 2020/5/7(木) | 2020/7/21(火) | ||||
#37-❷ | 2020/5/7(木) | 2020/7/21(火) | ||||
#38 | 2020/5/8(金) | 2020/7/22(水) | ||||
#39 | 2020/5/9(土) | 2020/7/23(木) | ||||
#40 | 2020/5/10(日) | 2020/7/24(金) | ||||
#41 | 2020/5/11(月) | 2020/7/25(土) | ||||
#42 | 2020/5/12(火) | 2020/7/26(日) | ツジトモ | |||
#43 | 2020/5/13(水) | 2020/7/27(月) | ||||
#44 | 2020/5/14(木) | 2020/7/28(火) | ||||
#45 | 2020/5/15(金) | 2020/7/29(水) | ||||
#46 | 2020/5/16(土) | 2020/7/30(木) | 豊田徹也 | |||
#47 | 2020/5/17(日) | 2020/7/31(金) | ||||
#48 | 2020/5/18(月) | 2020/8/1(土) | ||||
#49-❶ | 2020/5/19(火) | 2020/8/2(日) | ||||
#49-❷ | 2020/5/19(火) | 2020/8/2(日) | ||||
#50 | 2020/5/20(水) | 2020/8/3(月) | ||||
#51-❶ | 2020/5/21(木) | 2020/8/4(火) | ||||
#51-❷ | 2020/5/21(木) | 2020/8/4(火) | ||||
#52 | 2020/5/22(金) | 2020/8/5(水) | ||||
#53 | 2020/5/23(土) | 2020/8/6(木) | 村田ひろゆき | |||
#54 | 2020/5/24(日) | 2020/8/7(金) | ||||
#55 | 2020/5/25(月) | 2020/8/8(土) | ------- | |||
#56-❶ | 2020/5/26(火) | 2020/8/9(日) | ||||
#56-❷ | 2020/5/26(火) | 2020/8/9(日) | ||||
#57 | 2020/5/27(水) | 2020/8/10(月) | ||||
#58 | 2020/5/28(木) | 2020/8/11(火) | ||||
#59 | 2020/5/29(金) | 2020/8/12(水) | ||||
#60 | 2020/5/30(土) | 2020/8/13(木) | ||||
#61-❶ | 2020/5/31(日) | 2020/8/14(金) | ||||
#61-❷ | 2020/5/31(日) | 2020/8/14(金) | ||||
#62 | 2020/6/1(月) | 2020/8/15(土) | ||||
#63 | 2020/6/2(火) | 2020/8/16(日) | ||||
#64 | 2020/6/3(水) | 2020/8/17(月) | ||||
#65 | 2020/6/4(木) | 2020/8/18(火) | ||||
#66 | 2020/6/5(金) | 2020/8/19(水) | ||||
#67 | 2020/6/6(土) | 2020/8/20(木) | 窪田航 | |||
#68 | 2020/6/7(日) | 2020/8/21(金) | ||||
#69 | 2020/6/8(月) | 2020/8/22(土) | ||||
#70 | 2020/6/9(火) | 2020/8/23(日) | ||||
#71 | 2020/6/10(水) | 2020/8/24(月) | ||||
#72 | 2020/6/11(木) | 2020/8/25(火) | ||||
#73 | 2020/6/12(金) | 2020/8/26(水) | ||||
#74 | 2020/6/13(土) | 2020/8/27(木) | ||||
#75 | 2020/6/14(日) | 2020/8/28(金) | ||||
#76 | 2020/6/15(月) | 2020/8/29(土) | パトスラボ | |||
#77 | 2020/6/16(火) | 2020/8/30(日) | ||||
#78 | 2020/6/17(水) | 2020/8/31(月) | ||||
#79 | 2020/6/18(木) | 2020/9/1(火) | ||||
#80 | 2020/6/19(金) | 2020/9/2(水) | ||||
#81 | 2020/6/20(土) | 2020/9/3(木) | ||||
#82 | 2020/6/21(日) | 2020/9/4(金) | ||||
#83 | 2020/6/22(月) | 2020/9/5(土) | ||||
#84 | 2020/6/23(火) | 2020/9/6(日) | ||||
#85 | 2020/6/24(水) | 2020/9/7(月) | ||||
#86 | 2020/6/25(木) | 2020/9/8(火) | ||||
#87 | 2020/6/26(金) | 2020/9/9(水) | ||||
#88 | 2020/6/27(土) | 2020/9/10(木) | ||||
#89 | 2020/6/28(日) | 2020/9/11(金) | ||||
#90 | 2020/6/29(月) | 2020/9/12(土) | ||||
#91 | 2020/6/30(火) | 2020/9/13(日) | ||||
#92 | 2020/7/1(水) | 2020/9/14(月) | ||||
#93 | 2020/7/2(木) | 2020/9/15(火) | ||||
#94 | 2020/7/3(金) | 2020/9/16(水) | ||||
#95-❶ | 2020/7/4(土) | 2020/9/17(木) | ||||
#95-❷ | 2020/7/4(土) | 2020/9/17(木) | ||||
#96 | 2020/7/5(日) | 2020/9/18(金) | ||||
#97 | 2020/7/6(月) | 2020/9/19(土) | ||||
#98 | 2020/7/7(火) | 2020/9/20(土) | ||||
#99 | 2020/7/8(水) | 2020/9/21(日) | ||||
#100 | 2020/7/9(木) | 2020/9/22(火) |
すばらしい100日間を、ありがとうございました。